

今の時代に適した効果的な広告施策のひとつである「SNS広告」。具体的にどんな媒体が使われ、どのように配信されているのでしょうか?今回は、日本5大SNSの特徴とそれぞれに適した広告施策について、初心者向けにご説明します!
シニヤン先輩~!! クライアントさんが「SNS広告やりたい」って言ってるんですけど、僕SNSはTwitterしかわからなくって……この機会に教えてくれませんでしょーか!?
おっ、自分から勉強しに来るなんて熱心だね。もちろんいいよ!
それじゃあまずは、そもそも「SNS広告」とはどういうもののことかを復習していこうか。
SNS広告とは?
「SNS広告」とは、Facebook・Twitter・Instagram・LINE・TikTokといったSNSプラットフォームに配信する広告のことで、スマホやタブレットが広く一般に普及した現代では、非常に有力な広告施策のひとつです。

それぞれのSNSの特徴に即した訴求方法で配信するようになっており、最近はテキストやバナーだけではなく、動画などで配信されることもあります。
「SNS広告」はいわゆる「運用型広告」のひとつとして分類され、配信の際は、内容・ターゲット・予算・クリエイティブなどをリアルタイムで変更しながら常に施策の最適化を行い、効果を最大化させる運用を行います。
はわわ、SNS広告って「出して終わり」じゃなかったんですね……! 知りませんでした、恥ずかしい……!!
勉強し始めはみんなそうだよ、全然恥ずかしくないない。でも、いまのインターネット広告の主流は運用型広告だから、覚えておくとこれからの勉強がちょっぴり楽になるかもね。
じゃあ次は、SNS広告の配信先として有力になる、ポピュラーなSNSについて説明していこうか。
日本の「5大SNS」それぞれの特徴は?
現在、日本ではさまざまなSNSが展開されていますが、その中でも特に利用者数が多く「5大SNS」とも言われているのが、Facebook・Twitter・Instagram・LINE・TikTokの5つです。
それぞれに異なる特徴や強みがあるので、配信先によって、どんな広告施策を行うかも変わってくるでしょう。
国内の月間アクティブユーザー数:2,600万人
ユーザー層:利用者数は20代・30代がやや多めだが、登録者数は20代~60代まで幅広い。
特徴:実名で登録するSNSで、特にビジネスユーザーが多い。
主な広告形態:Facebookは勿論、InstagramやMessenger・Audience Network等大きく4つの掲載先に対し配信可能。配信先に適した様々なフォーマットがある。
強み:個人情報が正確に登録されているので、ターゲティングの精度が高い。
国内の月間アクティブユーザー数:4,500万人
ユーザー層:登録者数は20代が最も多く、利用者数としては10代も多い。
平均年齢は35歳程度。
特徴:短文でのコミュニケーションがメインのSNS。
主な広告形態:プロモツイート・プロモアカウントによるタイムラインへのプロモーション表示が可能。
強み:他のSNSに比べ、特に高い二次拡散性を持つ。
国内の月間アクティブユーザー数:3,300万人
ユーザー層:非常に若く、10代・20代が半数以上を占める。
特徴:画像や動画がメインのSNS。
主な広告形態:ストーリーズ広告・写真広告・動画広告・カルーセル広告・コレクション広告・発見タグ広告など、6種類の配信方法あり。
強み:写真や動画に強く、ユーザーにも女性が多いため、ファッションや化粧品といった商材とは特に相性が良い。
LINE
国内の月間アクティブユーザー数:8,600万人
ユーザー層:幅広い世代が利用しており、ほぼ全世代にわたる。
特徴:日常生活になじみの深いメッセージツール。
主な広告形態:LINEのアプリ上やLINE広告ネットワークに対して、テキストやバナー等での広告配信が可能。
強み:ユーザーの住んでいるエリア・性別・年齢は勿論、興味関心などのデータでターゲットを指定して配信できる。
TikTok
国内の月間アクティブユーザー数:950万人
ユーザー層:非常に若く、10代・20代が半数以上を占める。
特徴:15秒~60秒のショートムービーを投稿・共有する動画SNS。
主な広告形態:起動画面広告・#チャレンジ・インフィード広告といった、主に動画を使った3種類の配信方法あり。
強み:動画を使った配信なので記憶に残りやすく、特に若年層へのアプローチに強い。
うわぁ~、こうやってみると、ほんとに色んなSNSがあるんですね……!!
そうだよね。それにそれぞれ特徴があるから、より効果的な配信ができるようにうまく活用していきたいよね。
「SNS広告」の強みは、プロフィール情報を使ったより精密なターゲティングでもあるから、「どんな人に向けて」「どんな情報を届けたいのか」をよーく考えて配信先を決めるのが大切だよ。
SNS広告のメリット

SNS広告の大きなメリットの一つは、精密なターゲティングが可能であることです。
SNSを利用するユーザーは、自分の年齢や性別、居住地や興味に関する情報などさまざまな内容をプロフィールとして登録します。それらの情報は、マーケターにとっては非常に価値のある情報です。上手く使うことでより精密なターゲティングを行うことができるでしょう。
また、訴求したい商品やサービスと相性のよいSNSを選択することで、SNS広告はさらに高い効果を発揮するようになるでしょう。
例えば、ビジネス系の商品やサービスであればビジネスユーザーの多いFacebook、化粧品やアパレルなどであれば、女性が多く画像を使った訴求に強いInstagram等……
訴求したいものがどんなものであるのかは勿論として、配信先となるSNSを何にするか、どんな配信を行うかをしっかり考えて施策を行うことで、SNS広告によるメリットは最大化されるでしょう。
へえ~、「SNS広告」ってターゲティングに強かったんですね! だからクライアントさんもやりたがってたのかなあ……。
どうだろうねえ。あ、そうそう。強みやメリットの多いSNS広告だけど、気をつけておかなくちゃいけないこともあるよ。今度クライアントさんと話す時に、一応ちゃんと教えてあげてね。
SNS広告で注意すべきこと

SNSの特徴でもある機能「シェア」。
この「シェア」は情報の二次拡散を狙えるというメリットがあるのですが、同時に「炎上」の可能性もはらんでいます。場合によっては、情報が悪い形で拡散されてしまうこともあるでしょう。
配信する内容に注意して制作を行うことで回避できる部分もあるので、配信先や訴求内容等、様々な条件をしっかりと見極めることが大切です。
まあ、可能性はあんまり高くないと思うけど……メリット・デメリットのどちらも把握したうえで施策を行うことが大切だからね。
わかりました! 次の打ち合わせで、先方の担当さんともいろいろ話してみます! シニヤン先輩、ありがとうございました~!

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