

InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSを運用するときは、投稿する時間帯を意識するだけで、拡散やいいねをより多く獲得できるようになります。
この記事では、SNSのおすすめ投稿時間を解説!ユーザーの動向を知って、最適なタイミングで投稿しましょう。
最近Twitterの運用に力を入れているんですけど、なかなかいいねが伸びないんですよね……。先輩、SNS運用のコツって知っていますか?
SNS運用のコツかぁ。いろいろあるけど、今すぐ実践できるのは投稿する時間帯を意識することかなぁ。
え、SNSって投稿する時間帯が大切なんですか!?
SNSは投稿する時間帯が大事!?

友達との交流はもちろん、趣味の活動やビジネスでも欠かせない存在になったSNS。何も意識せずただ楽しくSNSのアカウントを運用している方が多いかもしれませんが、拡散やいいねの獲得を目指している場合は、実は投稿する時間帯がとっても大切なんです!
なぜなら、時間帯によってSNSを利用しているユーザー数(アクティブユーザー数)やユーザーの属性が大きく異なるから。たとえば、みんなが会社や学校でスマートフォンを見られない午前10時は、アクティブユーザー数が減るため投稿が見られにくくなりますよね。
また、主婦向けの情報発信をしているアカウントの場合、夕食の支度で忙しい夕方よりも、比較的時間に余裕があるお昼すぎに投稿したほうが、ターゲットに見てもらいやすくなります。
このように目的を持ってSNSを運用するときは、投稿内容はもちろんのこと、投稿する時間帯も意識することが重要なのです。
投稿内容がよくても、投稿するタイミングを間違えると、あんまりいいねや拡散が伸びないことがあるんだ~。だから、まずは時間帯を見直してみたら?
へぇ~、言われてみるとたしかにそのとおりかも……!でも先輩、どの時間に投稿するのが最適なのかわからないです。
それじゃあ、ここからはSNSの投稿がおすすめの時間帯について詳しく見てみようか。
SNSのおすすめ投稿時間【定番】

平日7時~8時/休日8時~10時
リーチ率が高いユーザー:ビジネスパーソン、学生
1日のうち最初にやってくる投稿のおすすめタイミングは、通勤・通学時間である平日の7時~8時です。休日は平日と比べて起床時間が遅くなる人が多いため、8時時から10時くらいがおすすめの投稿時間となります。
平日であれば電車やバスで移動しているスキマ時間、平日であれば朝のゴロゴロタイムで暇つぶしにSNSを見る人が多くなります。この時間帯は、「サクッと見られる軽めの内容」や「気分を盛り上げる明るい内容」を投稿することがおすすめ!
朝はSNSをチェックする人が多い一方で、投稿するユーザーがそこまで多くないため、実はリーチ数を増やしていいねや拡散をしてもらいやすい穴場です。通勤通学の時間帯を過ぎるとアクティブユーザー数は大幅に減少するため、午前中に投稿したいならここが最大のチャンスです!
平日・休日12時~13時

リーチ率が高いユーザー:主婦
お昼休憩や昼食の時間となる12時~13時の時間帯は、平日と休日の両方でSNSのユーザー数が増えます。ご飯を食べながらゆったりとTwitterやInstagramをチェックする人が増えますが、投稿する人も増えるため、ほかの投稿に埋もれやすいため注意が必要です。
この時間帯は1日のうち2番目にリツイートが多くなるため、Twitterを運用している方は、共感を得られる投稿に力を入れてみてくださいね。
余裕があれば複数回投稿して、情報の流れが早くても見つけてもらいやすくなるように工夫してもいいでしょう。また、画像や動画を活用した投稿は目を引きやすいため、ユーザーの活動が活発なお昼の時間でも注目を集めやすくなります。
平日・休日15時~17時

リーチ率が高いユーザー:学生、ビジネスパーソン
午後の仕事や授業、家事などが一段落つく15時~17時も、SNSの投稿がおすすめの時間帯。Twitterでは、1日のうちもっともリツイートの数が多くなります。
この時間帯は、とくに学校が終わった学生の利用率が高まります。放課後に友達と一緒にSNSを見ることが多い時間帯であるため、話題になれば一気に多くのいいねやシェアが得られる可能性が高いです。若年層をターゲットにしている場合は、この時間帯が狙い目です。
対して、社会人や主婦はちょっとした休憩の合間にSNSを見ていると考えられます。あまりじっくりとスマートフォンを触る時間が取れないため、タイムラインでフォローしているアカウントの投稿をサッと見る程度の利用にとどまるケースが多いです。
そのため、みんなに刺さる投稿よりもフォロワーに深く刺さる投稿をすることが非常に大切です。なお、平日・休日ともに17時以降もSNSのアクティブユーザー数は高い水準を維持しています。17時までに投稿が間に合わなくても、18時~19時に投稿すれば多くの人に反応をもらえる可能性があります。
平日・休日20時~22時

リーチ率が高いユーザー:学生
最後のSNSのおすすめ投稿時間は、夕食後から就寝時間の間の20時~22時!この時間帯は、SNSのゴールデンタイムと呼ばれており、アクティブユーザー数がピークになります。
学生と社会人両方のアクティブ率が高くなるため、あらゆる属性のアカウントの投稿に向いています。ただし、この時間帯は投稿する人の割合がもっとも多くなるので、投稿がすぐ埋もれてしまう点に注意しましょう。
Twitterのリツイート率もそこまで高いわけではないため、渾身のツイートをここにぶつけるのは得策ではないかもしれません。
とはいえ、アクティブユーザー数が多いのは事実なので、話題になる内容を投稿できれば一気に拡散が狙える希望はあります。

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挙げてきた時間帯はどれもおすすめなんだけど、ユーザー数が多いのに投稿数が少めで、なおかつリツイート率が高い15時前後の時間帯はイチ押しかな。
わ~、勉強になります!さっそく、今日から出勤時間とお昼休憩、おやつ休憩、おやすみ前の4回のタイミングを意識して投稿してみます!
ちなみに投稿時間だけじゃなくて、投稿する曜日も意識できるともっと多くの人に見てもらえるよ。
アクティブユーザー数が多い曜日は?

SNS運用をするときは、投稿する時間帯だけではなく曜日も意識しましょう。仕事や学校で忙しい平日と比べると、休日である土日のほうがアクティブユーザー数は多いです。
また、金曜日の夕方以降もユーザー数が増えるため、リーチ数を増やしたい場合は狙って投稿するといいでしょう。
休日は、11~23時まで継続してSNSの利用者が多い時間帯が続きます。時間があるぶん、じっくりとSNSの投稿をさかのぼったり検索したりする人が増えるため、フォロワー以外のユーザーにも情報を届けやすくなります。
マーケティングやビジネスの一環としてSNSを運用する場合、休日である土日に投稿をするのは少し億劫かもしれません。
しかし、休日だからこそ、時間のない平日にできなかった情報収集をする人が増えるため、しっかりと情報発信すれば他社と差をつけられます。休日であっても予約投稿などを活用して、積極的に投稿することがおすすめなのです。

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たしかに、僕も平日より休日のほうがSNSで情報収集する時間が長い気がします!
ほかの企業が投稿をお休みしている期間だからこそ、企業アカウントが休日に投稿を続けると多くの人に見てもらえるんだよ。
最後に、いいね・拡散をたくさんしてもらうために意識したいSNS運用のコツについても解説するね!
いいね・拡散をしてもらうSNS運用のコツ

いいねや拡散をたくさんしてもらいたいときは、以下のポイントを意識してみましょう。
フォロワーの属性に合ったSNS運用をする
SNSは、狙ったターゲット層や抱えているフォロワーの属性に合わせて運用することが大切です。たとえば、主婦とビジネスパーソン、学生では生活スタイルもSNSを見るタイミングも違いますし、当然関心の高い情報も違います。
「SNSはこう運用するのがベスト!」という答えはないので、情報を届けたいターゲットに合わせて戦略をカスタマイズしていくことが大切です!
投稿時間やコンテンツを工夫するのはもちろんのこと、ハッシュタグの積極的な活用もおすすめです。とくに、若年層は「ググる」代わりに「タグる」ことが多いため、できるだけターゲットに検索されやすいタグをつけることを意識してみましょう。
独自性をアピールする
SNSでは、独自性溢れる個性的な投稿がバズりやすい傾向にあります。自社商品をユニークに紹介したり、「中の人」の性格が見える親近感のある投稿をしたりすると、アカウントのファンが増えてエンゲージメントが高まるかも……!?
セルフリツイートを活用する
ツイッター運用をするときは、「セルフリツイート」を活用しましょう。セルフリツイートすれば、自分がした過去の投稿を狙った時間帯に再拡散することができます。
ただし、何度もセルフリツイートするとしつこいと思われるおそれがあるため、あまり頻繁には行わないようにしましょう。
動画や画像も投稿する
文字の投稿がベースとなるTwitterやFacebookは、画像や動画をアップロードするだけで投稿が目に入りやすくなります。そのため、可能な限り関連する画像や動画を一緒に投稿することがおすすめです。
予約投稿を活用する
SNSのおすすめ投稿時間は、仕事や学校がない時間帯に集中しています。そのため、企業がビジネス戦略の一環としてSNSを運用する場合は、勤務時間外に投稿する必要が出てくるのです。
そんな課題を解決してくれるのが、指定した時間に自動投稿してくれる予約投稿の機能です。近年は無料で予約投稿を行えるツールが提供されているので、うまく活用しながら投稿しましょう。
ゴールデンタイム以外にもツイートする
今回挙げた時間帯は、アクティブユーザー数が増えるSNSのゴールデンタイムです。しかし、この時間帯はユーザーが多いぶん投稿数も多く、すぐに自分の投稿が埋もれてしまいます。
ゴールデンタイムに投稿することが逆効果になる場合もあるため、ユーザー数が少ない早朝やランチタイム後を狙って投稿するのもひとつの手です。
投稿頻度は高めに!
SNSでは多くのユーザーが投稿しているので、1日に1回の投稿ではすぐに埋もれて全然見てもらえないかも……。セルフリツイートや予約投稿を活用しながら投稿頻度を高め、できるだけユーザーの目に触れる機会を増やすことが重要です。
資料ダウンロード
そのSNSの選び方、間違っています。|SNSの使い分けガイドブック
目次
- はじめに
- 特徴・役割の比較【一覧表】
- 年代別利用率の違い