マーケティングの基本!市場調査の手法とやり方を基礎から説明します

マーケティングの基本!市場調査の手法とやり方を基礎から説明します

市場調査とは、市場の状況や顧客のニーズ、商品の満足度などを知るために行う調査のことです。一口に調査と言っても、その目的や手法はさまざま。効果的なマーケティングを行うためには、自社に合った市場調査を実施することがとても大切です!この記事では、市場調査の目的や手法、始める手順を初心者にもわかるように説明します。

マーケティングの基本的な手法をご紹介!初めてでもわかる戦略の立て方
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マーケティングとは、企業とお客さまが相互理解したうえで、商品が売れる仕組みづくりをする活動のことです。ビジネスで当たり前のように使われる言葉だけど、本当の意味や.....

 
ビギニャー

シニヤン先輩っ!この間、取引先の企業から新サービスのアイデアについて相談されたんですけど、あまりいい回答ができなくて……。的確な助言をする方法、知りませんか!?


 
シニヤン

それなら、市場調査を行ってお客さまのニーズを探ってみたらどうかな?


 
ビギニャー

し、市場調査……?

マーケティングで大切な市場調査とは

市場調査とは、市場の動向やトレンド、消費者のニーズ、自社商品の認知度などを調べることです。
商材や目的によって調べる項目はさまざまで、調査の結果はマーケティング施策の考案や商品開発などに活用されます。

たとえば、新しいパソコンを開発・販売しようとするとき、売れる商品を作るためには市場の状態やニーズを把握しなければいけませんよね。

・競合の数や特徴
・パソコンの使用率
・1人あたりの平均予算
・平均買い替え期間
・求める機能 などなど……。

こういった施策に必要な市場の情報を集めることが、市場調査なのです。

似たような言葉として「マーケティングリサーチ」というものもありますが、こちらは調査だけではなく、現状の分析や未来の市場・ニーズ予測なども行う点が特徴です。
市場調査は、マーケティングリサーチの一部に含まれます。

 
ビギニャー

そっかぁ!お客さまのリアルな声を聞けば、今必要とされているサービスがわかりますもんね!市場調査って便利ですね!


 
シニヤン

市場調査はマーケティングの基本だけど、なかなか実施できていない企業も多いから、施策で迷っている企業があったら提案してみるといいかもね。


 
シニヤン

ちなみに市場調査は、ほかにもいろいろなシーンで役立ってくれるんだよ。

マーケティングで市場調査が重要な理由

マーケティングの際に市場調査が重要となる理由は、以下の3つのフェースで役立つためです。

①商品やサービスの開発・販売戦略の考案

市場の動向やお客さまのニーズがわからなければ、「どのような商品を作ればいいのか」「どう売り出せばいいのか」を考えるのは難しいですよね。
逆を言うと、市場の動向やお客さまのニーズを把握できれば、魅力的な商品やサービスの開発や販売戦略の立案が可能となります。
市場調査は、売れる商品を生み出すために欠かせない重要なプロセスなのです。

②満足度調査

商品を市場に流通させたあとは、実際に使用したお客さまの意見を聞くことが大切です。
顧客満足度の調査によって、開発段階では気づけなかった大きな欠陥や、商品開発のためのヒントが見つかる可能性が高いためです。
商品の販売開始後も、継続的に市場調査を行う必要があることを理解しておきましょう。

③改善策の考案

市場調査で集めた顧客満足度の情報は、改善策の考案に役立てられます。
商品販売後はお客さまの声を把握しながら、商品の欠陥改善やよりよいマーケティング施策へのブラッシュアップを続けることが重要です。

 
ビギニャー

たしかに、市場やお客さまから集める情報って、マーケティングのどのプロセスでも活用できますよね。市場調査ってすっごく重要な施策ですね……!


 
シニヤン

ちなみに、市場調査は大きく分けると2つの種類に分けられるんだ。知りたい情報によって最適な調査の手法は違ってくるから、それぞれの特徴を知っておくことが重要だよ。

市場調査には2つの種類がある

市場調査には、「定量調査」と「定性調査」の2つの種類があります。

①定量調査

定量調査とは、数値で明確に把握できる情報を集める調査のことです。
決まった選択肢から選んでもらうアンケートや、数字を使って点数をつける回答などが定量調査に該当し、客観性が高くて説得力のある情報を手に入れられます。
回答方法が簡単なので、多くのサンプルを集めやすい点もメリットです。

ただし、質問文や選択肢の表記など、些細な要素で結果が変わりやすいというデメリットもあります。
また、選択肢の範囲でしか情報を得られない点にも注意が必要です。

②定性調査

定性調査とは、自由に発言してもらうことで、数値では把握できない情報を引き出すための調査です。
「どうして購入したのか」などといったお客さまの意見を聞く調査に向いており、企業が思いつかない予想外の意見やアイデアが出ることも珍しくありません。

ただし、インタビューアーの聞き方やスキルによって集められる情報が変わりやすく、定量調査と比べると回答を得られにくいというデメリットがあります。

上記のように企業が独自で行う調査のほかにも、公的機関や民間のリサーチ企業が収集した統計データを利用する「統計データ調査」という手法も活用できます。
「自社で調査する時間や予算がない」「統計データのほうが正確な情報を得られる」という場合は、既存の情報を活用してもいいでしょう。

 
ビギニャー

なるほど~、なんとなく違いはわかりました!定量調査と定性調査では、調査方法も違うんですか?


 
シニヤン

お、ビギニャー君鋭いね!それじゃあ、それぞれの具体的な調査方法についても見てみようか。

【市場調査】定量調査の方法

定量調査の方法の一例として、以下のようなものが挙げられます。

・インターネット調査
インターネット調査は、Web上で対象者に回答をしてもらうアンケート調査です。
安い費用で多くの情報を集められ、遠方に住む人に対しても実施できるため、近年主流になりつつあります。

・覆面調査(ミステリーショッピングリサーチ)
調査員が対象となる店舗を訪問し、接客態度やサービス品質などについて評価する調査です。
長い間活用されてきた手法で、利用者目線のリアルな調査結果を得られる点がメリットです。

・電話調査
電話によるアンケートで、情報を収集する調査です。
郵送やFAXの回答を面倒に感じる人でも電話だと気軽に返答してくれるので、調査に協力してもらいやすい傾向にあります。

・訪問調査
調査員がユーザーの自宅などを訪ね、対面でアンケートを行う調査です。
一般のユーザーだけではなく、企業を対象に行うこともあります。
リアルな反応や商品を見ながら調査できる点が、ほかにはない強みです。

・会場調査
消費者を招き、商品のパッケージや使用感の評価、試飲試食などを行ってもらう調査です。
販売前の商品の品質などについて調査するときにおすすめの手法です。

・郵送調査
紙のアンケートを自宅や企業に郵送し、回答後返送してもらう調査です。
インターネットをあまり使わない年齢層、企業や学校などといった団体に対しても有効な手法で、住所のリストさえあれば調査ができる点がメリットです。

・ホームユーステスト
一定期間、実際に商品を使用してもらい、その結果を記録してもらう調査です。
より具体的な評価や課題の把握に役立つため、普段の生活の中で使用してもらいたい商品の情報を収集したいときに活用できます。

 
シニヤン

次は、定性調査の具体的な方法を説明するね。

【市場調査】定性調査の方法

定量調査の方法の一例として、以下のようなものが挙げられます。

・グループインタビュー
対象者を何人か集めて座談会を開催し、商品やサービスのレビュー、テーマについての話し合いなどを行ってもらう調査です。
評価よりも意見やアイデアを集めることを重要視しており、消費者の潜在ニーズ把握にも効果的です。
近年は、オンライン座談会を行う企業も増えてきています。

・デプスインタビュー
難しい名称ですが、言い換えると1対1で行うインタビューのことです。
対象者の性格や嗜好、属性などを性格に把握しつつ、大勢の前では話しにくい本音についても調査できる点が大きなメリットです。
ただし効率が悪いという一面があるため、できるだけ多くの意見を聞きたいという場合は、グループインタビューのほうが向いています。

・エスノグラフィ
「観察調査」とも呼ばれていて、自宅や施設などで対象者の行動や生活を観察し、実際の生活環境や行動、心理的変化などについて考察する調査です。
行動を観察するだけではなく、カメラを設置して映像を見ながらインタビューを行うこともあります。

 
ビギニャー

へぇ~、調査の種類で方法が全然違うんですね!


 
シニヤン

そうだね。目的や対象者の層、予算とかを考慮しながら、自社に合った調査方法を選ぼうね。


 
シニヤン

ビギニャー君がちゃんと企業の市場調査をサポートできるように、調査の手順とコツについても説明しておくね。

市場調査の手順と成功のコツ

しっかりと効果のある市場調査を実施するためにも、正しい手順とコツを押さえておきましょう!

①調査目的を明確にする

まずは、何のために市場調査を行うのかを明確にします。

〈市場調査目的の一例〉
・商品開発のヒントが欲しい
・ユーザーが考える適正価格を知りたい
・プロモーション戦略に役立てたい
・商品の満足度が知りたい
・ブランドイメージを把握したい

目的ごとに最適な調査方法や設問内容は変わるので、意味のある調査にするためには、最初の目的設定がとても大切です。

②目的に合わせて調査方法を決定する

次に、目的に合わせて調査方法を決めましょう。
細かい意見やアイデアをしっかりと聞きたいときは「オフラインの調査」、とにかくたくさんサンプル数が欲しいときは「インターネット調査」など、目的ごとに適している調査は異なります。
また、予算やターゲットの属性によっても選ぶべき方法は違ってくるでしょう。

③調査を実施する

調査方法が決まったら、いよいよ調査をスタートしましょう!
調査を行うときは、「自社で行う方法」と「調査会社に依頼する方法」のどちらかが選べます。
自社で調査を行うリソースやノウハウがない場合は、多少費用がかかっても専門の調査会社に依頼したほうがスムーズかもしれません。

④分析・仮説の検証

市場調査で情報を集めたら、必ずその分析と仮説の検証を行います。
商品の問題点や顧客の心理などの仮説を立ててから情報を収集分析することで、市場や顧客ニーズをきちんと理解できているか、このあと何を改善すればいいのかを把握しやすくなります。
反対に、仮説を立てずに「とりあえず」で調査をスタートすると、せっかくの情報を活かしきれない可能性があるため十分に注意してください。

⑤戦略を立案する

集めた情報をもとに現状を把握できたら、今後のマーケティング戦略や商品開発などに反映しましょう。
調査して満足してしまうと予算の無駄遣いになってしまうので、必ず何らかの施策やアイデアにつなげてくださいね。

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「プロモーション」とは、広告や広報活動、販促などを含む認知度アップのためのコミュニケーション全般を意味する言葉です。一般的に、購買に結びつけるためのマーケティン.....

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