

Google広告を利用したいと思っても、広告の種類があまりにも多すぎて「どれを活用すればいいかわからない」「違いがわからない」と困っている方は多いかもしれません。
この記事では、Google広告の種類を徹底解説します。それぞれの違いや特徴を一覧で比較していますので、Google広告入門編として役立ててみてくださいね!
ふと思ったんですけど、Google広告ってすごく種類が多くないですか?僕、いつもどれがどんな広告なのかわからなくなってしまうんですよね……。
たしかに、Google広告は慣れないと違いを理解するのは難しいかもしれないね。それじゃあ、今日はGoogle広告について学んでみようか!
さすが先輩、頼りになります……!お願いします!
Google広告とは

Google広告(Google Adwords/Google Ads)とは、検索エンジンを提供するGoogleによる広告出稿サービスです。おもにクリック課金型(PPC:Pay Per Click)の広告が出稿できる点が特徴で、2000年10月に「Google AdWords(Google アドワーズ)」としてサービスが開始され、2018年より現在の名称になりました。
Google広告の特徴は、リスティング広告や動画広告など、目的に応じてさまざまな種類の広告から選べること!多くのユーザーにリーチできる点、広告代理店を介さずに低予算で運用できる点など、Google広告には多くのメリットがあります。
なおGoogle広告のほかにも、Yahoo!が提供する「Yahoo!広告」というサービスも存在しています。
GoogleとYahoo!には、ユーザー層やターゲティング方法などの違いがあるため、ターゲットや目的に応じて使い分けることが大切です。
ふむふむ…。Google広告は、たしかGoogleの検索結果や提携サイトに広告を表示できるんですよね。
そうそう、しっかりと覚えていてえらいね。ここからは、本題であるGoogle広告の種類についてみてみよう!
Google広告の種類一覧

Google広告で活用することが多いメインの広告は「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「動画広告」の3種類ですが、実はほかにもさまざまな種類の広告が用意されています。
ここでは、各広告の違いを比較しながら解説します。
検索キャンペーン(リスティング広告)
検索エンジンを使ったとき、検索されたキーワードに連動して掲載される広告のことです。
検索結果の一番上もしくは一番下に表示されます。関心の高いユーザーに対して広告を表示させられるため、コンバージョン率が高くなりやすい点が特徴です。
メリット
広告主が上限のクリック数を設定できるため、費用を抑えながら宣伝できる。
デメリット
画像や動画などを広告に入れることができないため、文字だけでユーザーを引き付ける広告を作成できなければ成果につなげられない。
ディスプレイキャンペーン(ディスプレイ広告:GDN)
Googleが提携している200万以上のサイトやアプリに表示される広告全般を指します。画像はもちろん、動画やテキスト形式の広告を出稿することも可能で、別名「バナー広告」と呼ばれています。
メリット
ユーザーの属性や行動履歴によって表示される内容が変わるため、潜在層へのアプローチや認知度拡大に役立つ。
デメリット
購入確度が高いユーザー以外にも表示されるため、離脱率が高くなりやすくコンバージョン(CV)につながりにくい。
動画キャンペーン
YouTube上に表示される広告のことです。
ユーザー数が非常に多いYouTubeに動画広告を出稿できるため、認知度向上や見込み顧客へのアプローチに効果的です。
メリット
映像や音声で訴求できるため、宣伝効果が非常に高い。
デメリット
広告をスキップされることが多く、コンバージョンにつながりにくい。
ローカルキャンペーン
店舗の近くにいるユーザーが自社に関連深いキーワードを検索したとき、検索結果に店舗情報を表示させる広告のことです。たとえば、「新宿 居酒屋」と検索したとき、近くの居酒屋と店舗情報、マップなどが表示されます。この検索結果の広告枠に表示できるのが、ローカルキャンペーンです。
メリット
来店意欲が高いユーザーに自社をアピールできるため、来店者やお問い合わせ数の増加に効果的。
デメリット
競合が多いと上位表示できない可能性がある。
ショッピングキャンペーン
検索画面のショッピング枠に表示される広告のことです。たとえば、パソコンと検索すると、検索画面に商品と購入リンクが表示されます。これが、Googleショッピング広告です。
メリット
製品写真と価格を見てからクリックするため、購入意欲が高いユーザーを集められる。
デメリット
出稿キーワードを決められず、広告作成の手間もかかる。
アプリキャンペーン
検索画面やYouTubeなどに表示される、Google PlayやApple App Storeのアプリページへ誘導する広告です。アプリのダウンロードを促したい場合は、この広告がおすすめです。
メリット
Googleを利用する膨大なユーザーにアプリをPRできて、運用や配信も簡単。
デメリット
とくになし。
ファインドキャンペーン
Google関連サービス全体に表示できる広告です。たとえば、YouTubeのホームやおすすめ欄、Googleアプリのホーム画面、Gmailのプロモーションタブなどに広告を表示できます。
メリット
膨大なユーザーを誇るさまざまなGoogleサービスに広告を出稿できるため、認知度の爆発的な拡大を狙える。
デメリット
配信先やデバイスの指定、関連性が高いサイトに広告を出稿するコンテンツターゲットの設定ができない。
スマートアシストキャンペーン
Googleの高度な広告テクノロジーを活用して、15分程度の簡単な設定で広告を配信するサービスです。
広告を経由してユーザーに取ってもらいたい行動、ビジネス情報、広告内容などを入力するだけで、最適な方法で広告が出稿されます。
メリット
広告キーワードの設定や運用が自動で行われるため、とにかく楽!
デメリット
キーワードの設定やコンバージョンの計測ができず、広告運用のノウハウが蓄積できない
ホテルキャンペーン
GoogleトラベルやGoogle検索、Googleマップなどでホテル検索をしたときに、広告を表示できます。
ホテルの写真や設備、料金などを表示させることも可能です。
メリット
ホテルの情報や料金を見たうえで予約リンクに飛んでもらえるため、コンバージョンにつながりやすい。
デメリット
とくになし。
電話キャンペーン
店舗やオフィスの電話番号を表示させ、タップするだけで電話をかけられる広告です。
実店舗を経営している企業や、電話によるお問い合わせを受け付けている企業におすすめです。
メリット
営業時間のみ番号を表示させるように設定できるため、機会損失を防げる。
デメリット
とくになし

リスティング広告とは、検索したキーワードに合わせて表示される「検索連動型広告」のことです。 Webマーケティングでは定番の広告なので、名前だけでも聞いたことがあ.....
わー、Google広告にはこんなにたくさんの種類があるんですね!目的に合わせて使い分けられると、とっても便利そうです!
そうだね。それぞれの広告の違いをしっかりと理解できれば、使い分けるのは難しくないと思うよ。
ところでビギニャー君、Google広告のメリットってなんだと思う?
Google広告のメリット

Google広告のメリットは、以下のとおりです。
低予算からはじめられる
Googleの最大のメリットは、少ない予算でGoogleが提携している膨大なサービスに広告を出稿できる点です。
Google広告は、広告がクリックされたり動画が再生されたりしてから料金が発生する仕組みです。
つまり、どれだけたくさん広告が表示されても、広告がクリックされなければ料金はかかりません!
加えてGoogleは日本において75%、世界において91%ものシェアを獲得しているため、多くのユーザーに広告をリーチさせることができます。※
少ない予算で大きな成果を出せるのが、Google広告の魅力なのです。
ターゲティングが可能
Google広告には、豊富なターゲティング機能が搭載されています。
広告によって可能なターゲティングの種類は異なりますが、ユーザーの属性だけではなく興味関心、購入確度の高さ、リマーケティングなど、広告の種類と目的に合わせて最適なターゲティング方法が選べます。
ターゲットにしっかりと情報を届けられるので、目的を達成しやすいのです。
効果測定しやすい
Google広告では、広告の運用データを管理画面上で簡単に確認できます。
広告のクリック数や表示回数、コンバージョン数などをいつでも確認できるので、より効果的な広告作成に役立てられます。
いつでもターゲティングの方法や広告の内容を変えられるため、すぐにPDCAサイクルを回せる点がメリットです。
すぐに広告が出せる
Google広告は、「広告を出したい!」と思った時点ですぐに出稿できます。
広告に必要な設定はとてもシンプルで、設定が終わればすぐに審査が行われて配信がスタートされます。
ほとんどの場合、審査は1営業日以内に行われるため、設定から数時間後には広告が出稿可能!
朝広告を設定して、昼過ぎには広告が配信されているなんてことも珍しくありません。
※世界の検索エンジン市場シェア 2022年7月時点|statcounter
https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share#monthly-202107-202207

ユーザーの興味・関心に対して最適化した広告を配信できる「ターゲティング広告」。デジタルマーケティングではとても重要な広告手法のひとつですが、どんな仕組みの広告な.....
わ~、Google広告ってメリットがたくさんあるんですね!これは使わない手はないですね。
そうだね。でもね、デメリットもあることを理解したうえで使うことが大切なんだよ。
Google広告のデメリット

Google広告のデメリットは、以下のとおりです。
競合が多い
簡単に始められてコストも抑えられるGoogle広告。メリットが多い広告配信サービスであるぶん、競合が多い点には注意しなければいけません。広告を目立つ場所に表示させたい場合や競合が多いキーワードで広告を出稿したい場合は、入札単価が高くなる傾向にあります。そのため、必ずしも安く成果をあげられるわけではないことを理解しておかなければいけません。
ユーザーに嫌われるリスクがある
広告配信には、ユーザーに嫌われるリスクが隠れていることを忘れないようにしましょう。たとえばYouTubeを見ていて、何度も流れてくる広告に対してイライラしたことがある方は多いかもしれません。
広告を出しすぎたり広告の内容が不快感を与えるものだったりする場合、広告を出稿したことが原因で企業イメージをダウンさせてしまう可能性があるのです。Google広告をうまく活用するためには、常にユーザー目線に立って適切な頻度・内容の広告を出稿することが大切です。
た、たしかに…。競合が多くて目に触れることが多いGoogle広告ならではのデメリットって、無視できないですね…。
そうなんだよ。だから、常に広告の成果を確認しながら、自社にとって丁度いいGoogle広告の活用方法を見つけることが大事なんだ。
ところで、Google広告の料金ってどうやって決まるんですか?
Google広告の出稿費用の仕組み

Google広告は、おもに以下の4つの課金方法で料金が発生します。
クリック課金
クリックされると料金が発生する課金方式です。
〈採用されている広告の種類〉
- 検索キャンペーン
- ディスプレイキャンペーン
- 動画キャンペーン
- ショッピングキャンペーン
- アプリキャンペーン
インプレッション課金
広告が1,000回表示されるごとに料金が発生する課金方式です。
〈採用されている広告の種類〉
- ディスプレイキャンペーン
- 動画キャンペーン
動画視聴課金(CPV)
広告が視聴されると料金が発生する課金方式です。
〈採用されている広告の種類〉
・動画キャンペーン
コンバージョン課金
コンバージョンが発生すると料金が発生する課金方式です。
利用するためには、一定の条件をクリアする必要があります。
〈採用されている広告の種類〉
・ディスプレイキャンペーン
このなかでもっとも採用されることが多いのが、クリック課金です。
クリック課金は、一般的に競合他社とのオークションによって決定されます。目立つ位置に表示させるほど、人気のキーワードで表示を狙うほど入札価格は高くなっていくため、思いのほか予算がかさんでしまうことがあります。
ただし、オークションの際は、上限CPCの入札金額だけではなく、広告の質も評価されて広告順位が決定されることを理解しておきましょう。
設定や見方には少しコツが必要だけど、慣れればいろいろなことが分析できて本当に便利なんだ。実際に触りながら使い方に慣れていこうね。
は~い!ところで、コホート分析で得られた情報って、どうやって活用すればいいんですか?
それじゃあ、コホート分析の代表的な活用方法について、いくつかみておこうか。
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