いま話題のライブコマースとは?メリットと実施方法をご紹介

いま話題のライブコマースとは?メリットと実施方法をご紹介

ライブコマースとは、ライブ配信を通してリアルタイムで商品を購入してもらう販売手法です。中国を中心に普及しているライブコマースが、いま日本市場でも注目を集めているんです!この記事では、売上アップが期待できるライブコマースのサービス内容やメリット、導入方法についてやさしく解説します。

 
シニヤン

お、ビギニャー君。スマートフォンで何を見ているの?


 
ビギニャー

あ、先輩!いま、ちょうど好きなブランドの服を紹介するライブ配信が行われているんです!気になった服はこの画面から直接買えるので、ついつい3着も買ってしまいました……!


 
シニヤン

いま話題のライブコマースの配信を見ているんだね。僕も市場調査で使ったことあるけど、便利だよね。

中国で人気の「ライブコマース」とは?

ライブコマースとは、動画のライブ配信で商品を紹介したり売ったりすることを可能にした、新しい販売手法のことです。
SNSやライブ配信アプリなどを通して企業の担当者やインフルエンサーが商品を紹介することで、購買を促進できリアルタイムで視聴者からの質問に答えることも可能です。

ECサイトを見ただけではわからない商品の魅力や使い方を知ってもらえるので、より多くの情報を視聴者に伝えられるところが大きな特徴です。
もともとは中国を中心に広まったマーケティング手法で、たった1時間で数億円の売上を達成した事例も珍しくありません。

インフルエンサー
「インフルエンサー」とは、SNSなどのソーシャルメディア上に多数のフォロワーを抱え、強い影響力をもつ人物のことです。ちなみに、フォロワーが数千~1万人程度の人を.....

 
ビギニャー

へぇ~、これ「ライブコマース」って言うんですね!初めて知りました!


 
シニヤン

まだ日本ではあまり馴染みのない販売手法だから、ビギニャー君みたいに知らない人は多いかもしれないね。


 
ビギニャー

そうなんですか?日本ではどれくらいライブコマースが普及しているのか、気になります!

日本のライブコマース市場ってどうなってるの?

中国では広く普及しているライブコマース。
それでは、日本のライブコマース市場はどのような状況になっているのでしょうか。

日本にライブコマースの手法が浸透し始めたのは2017年頃ですが、まだまだ広く知られているというわけではありません。
MMD研究所が2021年4月に行った調査によれば、ライブコマースを認知している人は43.2%と増えてきていますが、実際に利用したことがある人は12.7%にとどまっています。[注1]

ただし、新型コロナウイルス感染拡大によって実店舗の運用や外出が難しくなったことをきっかけに、ライブコマースに参入して売上を伸ばしている企業もたくさんあります。
激安オフプライスストア「Colors-カラーズ」では、インフルエンサーを起用したライブコマースにより、2時間の配信で店舗の1ヶ月分と同等の売上を発生させました。[注2]

非接触を実現しながらお客さまとのコミュニケーションが取れるライブコマースに、これからますます注目が集まっていくことは間違いないでしょう。
オンラインでのマーケティングがメインとなるECサイトはもちろんのこと、実店舗を構える企業やブランドにとっても、ライブコマースが大切な販売活路となる可能性は高いのです。

[注1]MMD研究所|ライブコマースに関する利用実態調査
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1960.html
[注2]PR TIMES|コロナ禍でも、1配信で店舗1ヶ月の売上!インフルエンサーがライブコマースで商品を販売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000035187.html

SNS
「SNS(Social Networking Service)」とは、スマートフォンとパソコンを使ってコミュニケーションを促進し、社会的なネットワーク構築を支援.....

 
ビギニャー

へぇ~!まだまだライブコマースの認知度は高くないけど、これからのマーケティングで重要度が高まっていきそうですね!


 
シニヤン

そうなんだ。とくに5G通信の技術が進化してきた近年、ライブコマースの注目度は一気に高まっているんだよ。

5Gの浸透・活用でライブコマースが注目されている!

ライブコマースが注目を集めるようになった理由には、5G通信の浸透や活用も影響しています。
日本で2020年3月より本格的な活用がスタートされた5Gは、「超高速・超低遅延・多数同時接続」を可能とする技術で、さまざまな分野での活用が期待されています。

5G通信を活用すれば、今までは遅延発生が多かったライブ配信をスムーズに行えるようになり、タイムラグ無しで配信者と視聴者がコミュニケーションを取ることが可能です。
高精細でリアリティのある映像を配信できるため、今まで以上にライブコマースの利便性は高まり、質の高い購買体験が実現できるでしょう。

また5G通信技術を使えば、外出先やアウトドア中の配信もしやすくなる可能性が高いです。
実際に店舗を訪れて商品を紹介したりキャンプ場からアウトドア用品を紹介したりと、ライブコマースで取り扱える商品の幅が広がりそうですよね!

VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を活用すれば、より実店舗や実際の利用状況に近い購買体験ができるようになるので、あらゆるジャンルの商品・企業での活用が期待されています。

5G
「5G」とは、第5世代移動通信システム(5th Generation)のことです。光や電波の周波数の変化を意味する「電磁スペクトル」と呼ばれる高周波数帯で動作す.....

 
ビギニャー

たしかに!5G通信でライブ配信が普及すれば、動画の商品紹介の代わりにライブコマースを活用する企業が増えそうです!


 
シニヤン

そうなんだよね~。それに、ライブコマースを実施することには、従来の販売手法にはないたくさんのメリットがあるんだよ。

ライブコマースを実施するメリット

ライブコマースの実施には、従来の販売手法にはない3つのメリットがあります。


①商品の情報をたくさん届けられる

写真や動画よりも商品の情報をたくさん届けられるのが、ライブコマースの最大の魅力!
配信者の実演販売で使用感や表情、感動などをリアルに伝えられるため、より商品のよさや特長を伝えやすくなります。
とくに、アパレルはECサイトで購入したあとに着丈やシルエットで失敗してしまう方が多いので、着用している姿を見られる点は嬉しいポイントです。

商品に詳しい店員から直接接客を受けている感覚で購入できるため、自宅や外出先にいながら店舗のような臨場感のある購買体験が実現可能。
ミスマッチを防ぎつつ、お客様の満足感を高められるでしょう。

②リアルタイムでコミュニケーションを取れる

ライブコマースは、配信しながら視聴者のコメントをリアルタイムで見られるので、双方向のコミュニケーションが取れるというメリットもあります。

従来のECサイトや動画では「この洋服の裏地も見たいんだけど、写真がないな…」と、要望があっても叶えることはできませんでした。
しかしライブコマースでは、コメントで気軽に要望に答えてもらったり質問したりできます。

③商品開発に役立つ

ライブコマースの強みであるコミュニケーションの取りやすさは、商品企画に活かせる点も大きなメリットです。
ライブ配信のコメント欄は、レビューサイトなどと比べて発言しやすいため、視聴者がチャット感覚で気軽にコメントを残してくれます。

コメントは履歴として残るので、あとから確認することで使用者の感想や「こういう商品はないの?」といった要望を確認でき、よりよい商品を届けるヒントになってくれるでしょう。

④インフルエンサーマーケティングに最適

インフルエンサーマーケティングとは、影響力を持つ人に商品を使ってもらったり宣伝してもらったりして、認知度の拡大や売上アップを狙うマーケティング手法です。
インスタグラマーやYouTuberにプロモーションを依頼するのが、インフルエンサーマーケティングの代表的な方法です。

ライブコマースでも、インフルエンサーマーケティングを行うことが可能です。
若者に人気のインフルエンサーに商品紹介をライブ配信してもらうことで、ファンの方たちを顧客として取り込める可能性が高まります。
今までブランドに興味を持っていなかった新しい購買層にもアピールできるので、よりたくさんの消費者に商品を知ってもらえるでしょう。

 
ビギニャー

商品の魅力を知ってもらえる以外にも、ライブコマースにはこんなにたくさんのメリットが……!


 
シニヤン

でもね、ビギニャー君。単にライブ配信で商品を紹介するだけでは、ライブコマースを成功させることは難しいんだ。


 
ビギニャー

え、そうなんですか!?どんなことに気をつければ、ライブコマースを成功させられるんでしょうか?

ライブコマースを実施するときの注意点

ただ商品紹介のライブ配信をするだけでは、ライブコマースで売上アップを狙うことは難しいかもしれません。
ライブコマースを実施するときは、失敗を防いで成果を上げるポイントを押さえておくことがとっても大切です。

具体的に、以下の4つのポイントに注意してライブコマースを実施しましょう!


①事前準備を念入りに行う

ライブコマースはライブ配信で行うため、失敗は許されません。
したがって、事前準備で万全な体制を整えることが大切です。

回線や機材、出演者の不慣れなどが原因の配信トラブルは視聴者にストレスを与えてしまうため、発生しないように何度もリハーサルを行いましょう。
また、視聴者が集まらなければ効果は激減してしまうので、プレスリリースやSNSなどの事前告知で集客することも忘れてはいけません。

②企業のイメージダウンに気をつける

ライブ配信にはたくさんメリットがありますが、反対に「イメージダウンにつながるリスクがある」というデメリットもあります。
出演者の些細な言動が視聴者の反感を買ってしまえば、企業そのものの印象が下がるおそれがあります。

「商品を深く理解していない」「批判的な意見を言ってしまう」「態度や言動がよくない」といった場合は、ライブコマースの出演者としては向いていない可能性があります。
出演者を選ぶときは、その人の情報や普段の行動についてしっかりと情報を集め、慎重に判断しましょう。

③ライブコマースに向いている商品を取り扱う

ライブコマースはさまざまな商品で活用できますが、とくに向いている商品の特徴がいくつかあります。

〈ライブコマースに向いている商品の特徴〉
・生産者から消費者に直接届けるDtoC商品
・使用しているシーンをリアルタイムで見せたほうが魅力的な商品
・1万円以下の安価な商品


とくにコスメやアパレル、家電、グルメ、日用品などはライブコマースと非常に相性抜群です。

以前までは「ライブコマースというと若者向けのサービス」という認識が多い傾向にありましたが、株式会社Mofflyの調査では10代から60代まで幅広い層で認知されており、性別による認知の差がないこともわかっています。
意外にも、男性や中・高年層のほうが定期利用者割合が多いことも判明しています。[注]
このことから、ターゲットの年代や性別を問わず、さまざまな商品の販売促進にライブコマースが活用できることがわかりますね。

④データ分析を取り入れる

ライブコマースは、戦略的に実施しましょう。
視聴者を集められるエンタメ要素や特典要素を取り入れたり、ターゲット層が見やすい時間に配信したりと、計算しながら実施することが大切です。

また、配信後はデータの分析を行うことがおすすめ!
視聴者のコメントや年齢層、平均視聴時間などをデータとして蓄積・分析することで、次回の配信や商品開発に活かすことができます。

[注]株式会社Moffly|2021年版ライブコマース利用実態調査
https://tagsapi.com/2021/02/12/live-commerce-investigation/

DtoC(D2C)
「DtoC(Direct to Consumer)」とは、メーカーが自社で企画・製造した商品を直接ユーザーに届けるビジネスモデルです。 通常企業で作られた商品は.....

 
ビギニャー

なるほど……。ライブ配信をするときは、たくさんの準備やデータ分析が必要になるんですね。奥が深いです、ライブコマース!


 
ビギニャー

でも、ライブコマースってどこでできるんですか?専用のシステムを導入する必要があるなら、準備が大変そうです……!


 
シニヤン

実は、ライブコマースは僕たちがいつも使っているSNSや、ECモールの機能を使って簡単に実施できるんだよぉ。

ライブコマースを実施できるサービス・アプリ

近年、ライブコマースに対応しているサービスが非常に増えてきています。
ここでは、ライブコマースを実施できるサービスやアプリの代表例を見てみましょう。


SNS型プラットフォーム

もっとも手軽かつ集客しやすいのが、このプラットフォーム。
SNSのライブ配信機能を利用してライブコマースを行えるため、SNSのフロワーが多い企業におすすめです。

YouTube
2019年より、動画の下部に商品を広告表示させる機能が搭載されました。
なお、YouTubeのライブ配信には一定の条件が設けられているため注意が必要です。

◆Instagram
すでにアパレルブランドやインフルエンサーによるライブコマース配信が盛んに行われており、幅広い年齢層が利用しています。
SNSライブコマースプラットフォームの中では、もっとも利用者が多いサービスです。

◆Facebook
2020年にリリースされた「Facebook Shops」の機能のひとつとして、ライブコマース配信を行うことが可能です。
Instagramとの連携が可能で、ユーザーの詳細な情報を収集できるというメリットがあります。

◆LINE LIVE
LINEが提供するプラットフォームなだけあり、利用者が多い点が特徴です。
LINE LIVER限定のグッズ販売など、インフルエンサーのファンを巻き込んだライブコマースを得意としています。

◆SHOPROOM
ライブ配信プラットフォームである「SHOWROOM」の機能のひとつとして搭載されている、ライブコマースサービスです。
アイドルやアーティストの配信者が多く、コラボ商品やプロデュース商品の販売に強い傾向にあります。

ECモール型プラットフォーム

ECモールが提供するライブコマース配信サービスです。
ECモールに出店している場合は、アカウントがあれば簡単に配信を開始できます。

◆Rakuten LIVE
楽天が提供するライブコマースサービスです。
楽天市場に店舗を持っていなくても無料でライブ配信でき、商品購入や出演者へのギフト機能が利用できます。

SaaS型プラットフォーム

自社のECサイト内でライブコマースを配信できるサービスです。
自社サイトにある程度集客がある場合は、非常におすすめです。

◆LIVEkit
最短1日でライブコマースを実施できる手軽さが魅力のサービスです。
企画や撮影、配信、分析まで専門のコンサルタントのサポートが受けられます。

上記のほかにも、ライブコマースを実施できるサービスやアプリは無数に存在しています!
ぜひそれぞれのサービスの特徴を比較しながら、自社の商品やターゲット層に適したプラットフォームを探してみてくださいね。

 
ビギニャー

え!?こんなに身近なサービスでライブコマースが実施できるんですね!これなら僕でも今日から始められそうです……!


 
シニヤン

サービスによっては即日スタートできるものもあるから、本当に気軽にスタートできるんだよ。でも、ライブコマースを成功させるなら、正しい手順で準備を進めないとね。


 
ビギニャー

そ、そうですよね……。先輩っ、ライブコマースをはじめる手順を教えてください!

初めての企業でもOK!ライブコマースのはじめ方

ライブコマースと聞くと、初めて実施する企業は難しく感じてしまうかもしれませんが、実は方法さえ理解してしまえばどのような企業でも導入できます。
ここでは、ライブコマースのはじめ方をやさしく説明します。


①販売する商品とプラットフォームを決める

はじめに、ライブコマースで販売する商品を決めましょう。
ライブ配信の時間には限りがあるので、企業の商品をすべて紹介することはできません。
売り出したい商品をいくつかピックアップし、その商品をメインに紹介していきましょう。

紹介する商品やターゲットによって、適しているプラットフォームは大きく異なります。
プラットフォームごとにユーザーの年齢層や興味・関心を把握し、商品と相性がいいプラットフォームを選んでください。
ライブ配信と商品購入ページの連携方法はサービスによって異なるので、その点も事前確認が必要です。

②必要な機材や環境を準備する

次に、ライブ配信に必要な機材や環境を準備しましょう。
スマートフォンさえあれば撮影や配信はできますが、より商品の魅力を引き出すために専用のカメラやマイク、照明などがあると便利です。

また、配信環境もとっても大切です。
企業の会議室から配信しても問題ありませんが、環境音が気になったり背景がゴチャゴチャしていたりすると、視聴者にとってストレスになってしまいます。
撮影専用のスタジオや店舗、製造工場などを、目的に応じて活用するといいでしょう。

③出演者を選ぶ

ライブコマースは、出演者の選定が売上に大きな影響を与えるため、慎重に出演者を選ぶ必要があります。
インフルエンサーはもちろんのこと、企業のバイヤーや開発担当者、ショップ店員などが出演者となるケースも多々あります。

インフルエンサーを起用すれば「一度に多くのファンを呼び込める」というメリットがありますが、商品を熟知した企業の人間だからこそ伝えられる熱意や商品の魅力もあるでしょう。
どちらがいいとは一概に言うことができないので、状況に応じて判断することが大切です。

④台本の作成と告知

出演者を決められたら、あとは本番に向けて最終的な準備を進めるだけです。

ライブ配信にはある程度の臨機応変さが必要ですが、大まかな流れについては台本を作成しておきましょう。
タイムスケジュールやセールストークの内容、質疑応答に割く時間の長さなどを決めておき、何度かリハーサルを行ってスムーズに進行できるようにしておいてください。

同時にSNSやプレスリリースなどで配信を告知しましょう。
インフルエンサーを起用する場合は、その人のSNSなどでも告知してもらうとインフルエンサーのファン層も呼び込めます。

⑤ライブ配信を行う

ここまでの準備が整ったら、ライブ配信を行うのみです!
準備してきたとおり、商品の魅力が伝わる配信をしましょう。

なお、アーカイブ動画を残しておけば、そこからも商品を売ることが可能です。
配信後はデータを分析し、次回の配信や商品開発に活かしてくださいね。

わたしたち株式会社ゴンドラでは、
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