【初心者向け】Web広告における「ターゲティング広告」を解説!仕組みや方法は?

【初心者向け】Web広告における「ターゲティング広告」を解説!仕組みや方法は?

ユーザーの興味・関心に対して最適化した広告を配信できる「ターゲティング広告」。デジタルマーケティングではとても重要な広告手法のひとつですが、どんな仕組みの広告なのでしょうか? 今回の記事では、ターゲティング広告の仕組みやその種類について詳しく解説していきます!

 
ビギニャー

シニヤン先輩! 今度「ターゲティング広告」をやってみたくて勉強したんですけど、まだ知識に不安があって……おさらいもかねて、詳しく教えてもらえないでしょーか!?


 
シニヤン

おっえらいね! もちろんいいよお。せっかくだし、1から説明しようか。


 
シニヤン

まず、そもそもターゲティング広告ってどんなものなのかからおさらいしていこう!

ターゲティング広告とは?

ターゲティング広告は、ユーザーの興味・関心に合わせて提示する広告です。

ユーザーの閲覧ページや登録情報などの情報を用いて、より興味を持ってもらえそうなユーザーに対して広告を表示するという仕組みになっていて、特定のターゲットに向けてピンポイントにアプローチを行うことができます。

興味・関心に関する情報を用いるやり方は「パーソナライズ」にも似ているように思えますが、パーソナライズは「ユーザーの興味・関心に合わせて、興味を持ってもらえそうな広告(情報)を表示する」のに対し、ターゲティング広告は「広告に対して興味を持ってもらえそうなユーザーに対して、広告を表示する」ものです。

あくまで主軸は広告であり、広告を出す側の都合でアプローチを行えるというのが、明確な違いです。

 
ビギニャー

つまりターゲティング広告は、広告に対して興味を持ってもらえそうなユーザーをターゲットにして配信する広告……ということですね!  


 
シニヤン

その通り! そしてそのターゲットを狙い撃ちするための方法には、いくつかの種類があるんだ。

ターゲティング、4つの手法

ターゲティング広告の「狙い撃ち」の方法はさまざまです。
今回は、4種類の手法と特徴について解説していきます。

①オーディエンスターゲティング
オーディエンスターゲティングは、「人」に対してターゲティングを行う手法で、ターゲティング広告の中では最もポピュラーなものです。

性別や年齢などの「属性」や、「興味・関心」、検索やサイト訪問などの「行動履歴」などの情報を用いて条件に合う「人」をターゲティングすることができます。
また、広告配信者が狙いたい「理想のユーザー」と条件の一致する人を追いかけることも可能です。

例えば「イヤリングに興味がある人」をターゲティングした場合、「”イヤリングに興味がある人”として判定したAさん」に対して、イヤリングの広告配信を行います。
Aさんがどんなサイトを使っていても、見ているサイトにはイヤリングの広告が出るようになるでしょう。

②デバイスターゲティング
デバイスターゲティングは、配信する「デバイス」を指定して広告配信する手法です。

たとえばスマホゲームの広告を配信する際、PCよりスマホに広告配信をした方が効果は高いでしょう。
こういったときに、配信するデバイスを「パソコン」「スマートフォン」「タブレット」などから選択できるのが
デバイスターゲティングです。

③ジオターゲティング(位置情報ターゲティング)
ジオターゲティングは、「特定の場所にいる」人、またはこれから行く可能性の高い人をターゲティングする手法です。

たとえば”ディナー おすすめ”などで検索したユーザーに対し、GPS等の位置情報を活用して近隣のお店の情報を広告配信したりすることで、広告配信しているお店の近くにいるユーザーを狙い撃ちます。

こうして「場所」に対しての広告配信を行うのが、ジオターゲティングです。

④コンテンツターゲティング
コンテンツターゲティングは、サイトやアプリなどの「中身(コンテンツの内容)」とマッチする情報でターゲティングを行う手法です。

たとえば「沖縄のホテル」のページを見ているユーザーに対して「沖縄のレストラン」や「沖縄のレジャー施設」の広告を表示させるなどして、沖縄旅行を計画しているであろうユーザーを狙い撃ちます。

こういった「配信先となるコンテンツ」に合わせた広告配信を行うのが、コンテンツターゲティングです。

 
ビギニャー

人や端末、場所やコンテンツ……こうやってみると、ほんとにいろんな方法でターゲティングができるんですね!


 
シニヤン

そうだね。訴求したい商品やサービスと相性の良いターゲティング手法を使うことで、ターゲティング広告がもたらすメリット……効果はより高いものになるはずだよ。うまく選んでいきたいところだね。

ターゲティング広告のメリット

ターゲティング広告のメリットには、主に次の3点が挙げられます。

①CV率が向上しやすい!
ターゲティング広告はユーザーの興味・関心……つまりニーズにマッチした広告を表示するので、ユーザーに刺さりやすく、効率的な訴求を行うことができます。
その結果、ユーザーの「狙い撃ち」をすることができるため、コンバージョン率の向上に繋がるでしょう。

②広告コストを抑えられる!
ユーザーの興味・関心に合わせた広告配信を行うということは、「広告に対して興味を持たなさそうなユーザーには、広告を配信しない」ということでもあります。
それはつまり「ムダな配信をしない」ということなので、顧客獲得単価(=CPA)の抑制にも繋がり、余計な広告コストを抑えることができるでしょう。

③リターゲティングができる!
ターゲティング広告では、特定のWebサイトを訪問したことがあるユーザーに対してもう一度広告を配信し、商品の購入やサービスの利用などを促す「リターゲティング」という手法を使うことができます。
そのため、新規顧客の獲得だけでなく、興味は持っていながらもサイトから一度離れてしまったユーザーに対して再度アプローチを行うことができ、機会損失や取りこぼし等を効率的に防止することができるでしょう。

 
ビギニャー

「狙い撃ち」をすることで効率的なアプローチができる。効率的なアプローチをすることで金銭的コストも下げられる……これが、ターゲティング広告のメリットなんですね!


 
シニヤン

その通り! うまく運用していければ、すごく強い武器になるはずだよ。


 
シニヤン

そして、強い武器を使う時にはもちろん、気をつけなくちゃいけない点もある。

ターゲティング広告のデメリット

上手く使うことで効率的に効果を上げることのできるターゲティング広告ですが、メリットの一方ではデメリットもあります。

それは、ニーズにマッチしない配信となった場合売り上げ拡大には繋がらず、場合によっては不信感をもたれる可能性もあるということです。

特にユーザーの意図と異なった内容の配信となってしまうと、広告が逆効果になってしまう可能性もありますので、ターゲティング広告を運用する際には注意が必要です。

 
ビギニャー

たしかに、強い武器は取り扱いを間違えると痛い目に合うこともありますもんね……僕もこの前始めたビーペックスってゲームで2020リピーターってのを使ってみたんですけど、コントロール難しくてやられちゃいました。


 
シニヤン

きみが何を言っているのかはわからないけど……強い武器はコントロールが難しいっていうのはその通りかな。きちんとポイントを押さえて運用することが大切だよ。

ターゲティング広告運用のポイント

ターゲティング広告がその効果を発揮するためには、抑えておくべきポイントがあります。
それは、以下の2点です。

①適切な広告設定を行うこと
ターゲティング広告では、訴求したい商品やサービスの情報を誰に届けたいのかを考え、それにふさわしいターゲティング方法を設定することが大切です。

たとえば、幅広い層に訴求して潜在顧客の集客を行いたいならば、コンテンツターゲティングがふさわしいでしょう。
逆にピンポイントで狙い撃ちたいターゲットがいるのであれば、オーディエンスターゲティングがふさわしいと言えます。

この設定をしっかりと行うことで、よりコンバージョンに結びつきやすいアプローチが可能になります。

②ユーザーにとって魅力的な広告であること
せっかく広告を配信しても、デメリットの項目でも挙げたように“不快である”と感じられてしまうと意味がありません。
ターゲティング広告は、ユーザーにとって魅力的に感じられる内容で訴求を行うことが大切です。
広告設定はもちろん、その内容やクリエイティブなどしっかり考えて配信を行いましょう。

 
ビギニャー

ふむふむ……改めておさらいしてみると、やっぱり運用頑張らなきゃな~って思いますね……!


 
シニヤン

ターゲティング広告を運用する場合は、自社で担当者をつけて運用するか、プロに代行してもらうかになってくるけど……その運用の大変さや難しさから、プロへの代行をお願いする企業も多いくらいだからね。


 
シニヤン

マーケティングのノウハウがない状態で運用すると、せっかく広告を配信しても失敗しちゃったり、コスト増加に繋がってしまうこともある。僕としても、そういうことで困ってる企業さんをサポートしていけたらなと思うよ。

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