

インターネットで検索を行う際、必ず目に入る「ディスクリプション」。リンクをクリックするときの判断材料として重要な情報のひとつです。今回は、そんな「ディスクリプション」の効果やメリット、実際に書く時のコツまで、初心者向けにやさしく解説します!
ビギニャーくん~!このページのディスクリプションって、たぶん自分で書いてないよね?あとで書いて欲しいんだけど……
えっ?ディスクリプション?って、なんですか?
ディスクリプションとは?

ディスクリプションとは「meta description」というHTMLタグの1つで、Webページの要約文のことを言います。もっとかみ砕いて言うと、「GoogleやYahoo!などでキーワード検索を行ったときに、検索結果の下に表示されているコンテンツの概要説明文」と言えばわかりやすいかもしれません。
へえ~!このタイトルの下の説明文って、ディスクリプションっていうんですね!知らなかった~!でもこれって、自動で出るものじゃないんですか?
う~ん……自動でもでるんだけど、ちゃんと自分で書いた方が効果が出るんだよ。
手動で書く効果やメリットは?
「ディスクリプションを入れると、SEOに対して直接的なプラスがある」と思っている方もいますが、厳密に言うとそういうわけではありません。
正確には、ディスクリプションを入れることで得られるメリットによって、SEOにも間接的にプラスが生まれてくるのです。ディスクリプションを入れることには、下記のようなメリットがあります。
自身の意図に沿ったものにすることができる
実はディスクリプションは、わざわざ入れなくても検索エンジン側で勝手に生成して表示してくれるものです。しかしそういうふうに自動で生成されたディスクリプションは、あくまで検索エンジン側が判断した内容であるため、自身の意図に沿っているとは限らず、アピールしたい内容とはズレたものになってしまうこともあります。そういったズレを防ぐためにも、ディスクリプションを入れて「このサイトにはどんな情報があるのか」を正しく検索エンジンに伝えることが大切です。そうすることで、自身の意図に沿った情報を表示させることが可能になります。
クリック率(CTR)が上がる
ユーザーがサイトのリンクをクリックするかどうかの大きな判断材料は、主に3つあります。ひとつは「検索順位」。検索結果の上位に表示されているものほど、クリックされやすいですよね。もうひとつは「タイトル」。ユーザーが自身のニーズにマッチしたページかどうかを判断するのに非常に重要な情報だと言えるでしょう。
そして「ディスクリプション」は、タイトルと同じくらい重要な情報です。ディスクリプションの内容で「そのサイトにどんな情報があるのか」を判断しているユーザーも多いため、その内容はクリック率に大きく影響を与えます。ユーザーに刺さりやすい情報をディスクリプションにしっかりと反映させることで、クリック率を上げることができるでしょう。
アクセス後の離脱率が下がりやすい
ユーザーはディスクリプションによって「そのサイトにどんな情報があるのか」をあらかじめ知ることができるので、サイトの情報に対して興味・関心の高いユーザーが訪問へと結びつきやすくなります。その結果、訪問後のサイトの滞在時間も長くなる傾向にあり、離脱率が下がりやすいのです。
検索順位の上位をとるためには、クリック率を高めることが重要になってきます。ディスクリプションを入れたからといってSEOに直接的なプラスがあるというわけではありませんが、ディスクリプションを入れることでクリック率を高めることができれば、結果的にSEOに対してもプラスの効果が生まれてくるでしょう。少し面倒に感じたとしても、できるだけ自分の手でディスクリプションを書くようにしましょう。
ね、ディスクリプションって大事でしょう?……というわけで、ビギニャーくんにはこのページのディスクリプションを考えて欲しいんだ。お願いできるかな?
わかりました、任せてくださいっ!え~っと、この情報も大事だし、これも伝えておきたいし……それから~
ちょ、ちょっと待った!伝えたい情報がたくさん思い浮かぶのはいいことだけど……ディスクリプションには、最適な文字数があるんだよ!
最適なディスクリプションの文字数は?

実際にディスクリプションを入れていくにあたって、どんなことに気をつければいいのでしょうか?まず最初に考慮しておかなければいけない点が、文字数です。ディスクリプションには最適な文字数があり、それはPCとスマホそれぞれで異なります。
PCの場合
最適な文字数は、120~130文字前後です。画面が広いため表示される文字数も多く、ある程度の情報を盛り込むことができるでしょう。
スマホの場合
最適な文字数は、50~70文字前後です。画面が狭いため表示される文字数も少なくなり、限られた文字数に知ってほしい情報をぎゅっとまとめる必要があります。
ディスクリプションはPCとスマホ別々に設定することができないため、全ての環境に対応させるためには50~70文字以内にまとめるのが良いでしょう。
え~っ!結構短いですね!?う~ん、ちゃんとまとめられるかな……心配になってきました~!
大丈夫!ディスクリプションを書く時のコツがあるんだ。そこをちゃんと押さえておけば、意外と難しくないはずだよ。
効果的なディスクリプションの書き方

50~70文字という限られた文字数の中に、伝えたい情報を短くまとめるというのは、結構大変です。たくさん情報を詰め込んでしまうと文字数がオーバーしてしまいますし、逆に情報を削りすぎると、ユーザーの興味を引くことが難しくなってしまいます。そこで、ディスクリプションを書くにあたって押さえておくべき3つのポイントをご紹介します。
伝えたい情報は前半に
ディスクリプションで表示される文字数はユーザーの使用する端末や環境によって変わるため、短くまとめたディスクリプションでも、ユーザーの環境次第では全部が表示されないことがあります。
伝えたい情報や重要なキーワードが途中で切れて表示されることのないように、特に大切な情報はできるだけ文章の前半部分にもってくるようにしましょう。
ユーザーのニーズを抑えた内容
ユーザーにとって「欲しい情報がそこにあるかどうか」は非常に重要です。そのため、ディスクリプションにユーザーのニーズが反映されているかどうかによってクリック率への影響も変わってきます。「サイトを訪問することで欲しい情報が得られる」とユーザーに思ってもらえるような内容を考えて書くようにしましょう。
その際、「どんな情報を得られるか」や「どんな悩みを解決できるか」を具体的に表現したり、「どんな人向けのページなのか」がわかるような表現で文章を構成するのがコツです。
キーワードの羅列はNG
「検索でひっかかりやすくしたい」という気持ちはわかりますが、だからといってただキーワードを並べても意味はありません。ディスクリプションで大切なのは、ユーザーの興味・関心にマッチする内容なのかどうかをできるだけわかりやすく提示することです。
たくさんのキーワードを入れ込むことよりも、キーワードを使って検索した人が興味を持ってくれそうな内容の文章を書くことを優先しましょう。魅力的な文章であれば、使うキーワードは1つで十分なくらいです。
「どんな情報が書いてあれば、自分がクリックしたくなるか」を考えながら書いてごらん。文章が思い浮かばない時は、まずはキーワードを一つ決めてそれを検索してみるといいよ。
検索結果の中で、自分が「クリックしたい」と思ったものを参考にするんだ。どんなところがいいなと思ったのかとか考えてみると、結構ヒントになるはずだよ!
はいっ!ありがとうございますシニヤン先輩!よ~し、やるぞ~っ!
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