【初心者OK】「コンテンツマーケティング」って?メリットとやり方をわかりやすく解説

【初心者OK】「コンテンツマーケティング」って?メリットとやり方をわかりやすく解説

【初心者OK】「コンテンツマーケティング」って?メリットとやり方をわかりやすく解説

コンテンツマーケティングとは、顧客に有益な情報(コンテンツ)を提供し、売上アップやファン化を目指すマーケティング戦略です。難しそうだと思われがちな手法ですが、実はポイントを押さえれば初心者でも簡単に始められるって知っていましたか?今回は、コンテンツマーケティングのメリットや効果、やり方についてわかりやすく説明します。

 
ビギニャー

先輩!このサイト知ってますか?猫缶を販売している企業が運営しているんですけど、面白いアレンジレシピがたくさん載っていて話題になっているんです!


 
シニヤン

へぇ~。なるほど、たしかにレシピが美味しそうでついついこの猫缶を買いたくなっちゃうね。こりゃ見事なコンテンツマーケティングだ。


 
ビギニャー

はにゃ?コンテンツマーケティング……とは……?

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとはコラムや動画、セミナーなどの有益な情報(コンテンツ)を顧客に届け、コミュニケーションを取りながら商品が売れる仕組みを作るマーケティング手法です。集客のために活用することもあれば、既存顧客のリピート購入を促すCRMのために活用することもあり、以前からさまざまな業界や企業で導入されていました。

どうしてコンテンツマーケティングが重要なの?

最近は、広告の掲載数や競合となる企業や商品が増えてきているため、広告を出稿したからといって必ず成果が得られるとは限らなくなりました。また「広告疲れ」を感じている消費者も多く、過度に広告を出している企業に対してマイナスのイメージを抱く方も増えてきています。そのため、自社から積極的に売り込む営業ではなく、お客さまから興味を持ってもらうためのコンテンツマーケティングが重要性を増してきているのです。

コンテンツマーケティングとSEOの違い

SEOとコンテンツマーケティングを混同してしまう方も多いので、ここでしっかりと区別しておきましょう!SEOは「検索順位をアップさせてコンテンツへのアクセスを増やすための手法」、コンテンツマーケティングは「コンテンツを活用してお客さまにアピールする手法」です。施策として一緒に実施されることが多いですが、意味が異なることを理解しておいてくださいね。

 
ビギニャー

なるほど……!これもマーケティング戦略の一環だったのですね……!たしかに、商品を買いたくなるのに全く宣伝感がなくて、むしろ好印象でした!


 
シニヤン

そうそう、お客さまに嫌われることなく訴求できるのが、コンテンツマーケティングのいいところなんだよ。


 
ビギニャー

僕が気付いていないだけで、ほかにも実施している企業がありそう……?先輩、どんな施策がコンテンツマーケティングに含まれるんですか?

コンテンツマーケティングの事例

コンテンツマーケティングの事例

コンテンツマーケティングの事例としては、以下のような取り組みが挙げられます。

コンテンツマーケティングの事例

  • ペット用品を扱うECサイトが猫の情報マガジンを郵送する
  • パソコンメーカーが最新機種の魅力をYouTube動画で説明する
  • 化粧品メーカーが美肌に関する情報をブログで発信する
  • マーケティング商材を販売する企業が活用事例セミナーを開く

このように、顧客にとって有益な情報を発信すること全般がコンテンツマーケティングに含まれ、オンライン・オフラインは問いません。反対に、以下のような取り組みはコンテンツマーケティングに該当しないので注意しましょう。

コンテンツマーケティングに該当しない取り組み一例

  • ペット用品のカタログを自宅に送る
  • パソコンの広告をYouTubeで流す
  • 化粧品の割引券を自社サイトやSNSで配布する
  • 商材の資料を企業に配布する

コンテンツマーケティングは、お客さまに寄り添う有益な情報を発信することで、自発的に興味を持ってもらえる仕組みを作る「インサイドセールス」の一種です。そのため、上記のように積極的に商品を売り込んだり購入を促す行為は、コンテンツマーケティングには含まれません。

ちなみに、コンテンツマーケティングを行うメディアや手法はさまざま。SNSや動画、企業ブログ、メルマガといったオンラインのコンテンツだけではなく、セミナー開催やDMの送付などのオフラインの取り組みも活用できます。

 
ビギニャー

僕、今まで企業が有益情報を発信するのは、単なる親切なんだと思っていました……!


 
シニヤン

もちろん、お客さまの役に立ちたいと思って情報を発信している企業も多いよ。だけど、基本的にはマーケティング戦略の一種として行っていると考えて問題ないかも。


 
シニヤン

それにビギニャー君、コンテンツマーケティングには「お客さまに嫌われにくい」こと以外にもたくさんメリットがあるんだ。

コンテンツマーケティングの効果とメリット

コンテンツマーケティングの効果とメリット

コンテンツマーケティングの効果とメリットは以下のとおりです。

企業にとっての資産になる

作成したブログ記事や動画などのコンテンツは、企業が削除しない限り半永久的に残り続けます。一度作ってしまえば自動的に集客する仕組みが作れるので、企業にとっての大きな財産となるでしょう。また、コンテンツ制作時のノウハウやアイデアも、企業の財産として今後の施策に役立ってくれます。

中長期的に費用対効果が高い

出稿するたびに費用がかかる広告とは違い、コンテンツマーケティングは制作時のコストしかかかりません。コンテンツを制作したあとは公開したりSEO施策を行ったりして集客することになるので、ランニングコストは不要!初期費用はかかりますが、中長期的に見るとかなりコストパフォーマンスが高い施策なのです。

SNSと相性がいい

最近の消費者は広告よりもSNSを通して情報収集することが増えてきたので、SNSに絡めた施策の実施がとっても大切。オンラインのコンテンツを活用するコンテンツマーケティングはSNSと相性がいいので、現代の消費行動にマッチした施策だと言えます。発信した記事や動画がSNSで拡散されれば、費用をかけることなく広告出稿以上の効果が得られるかもしれません。

ファンになってもらえる

有益な情報を発信して自社サイトや動画チャンネルなどに注目してもらえるようになれば、ブランドのファン獲得にもつながります。「このブログはすごく有益だから、商品も信頼できる!」「ブランドの世界観やコンセプトが好き!」と思ってもらえれば、ほかの企業との競争に負けない優位性を確立できます。

 
ビギニャー

わー、本当ですね!営業や広告にはないメリットがたくさん……!コンテンツマーケティング、やらない手はないですね!!


 
シニヤン

でもね、コンテンツマーケティングには注意点もあるから、それも踏まえたうえで実施するかどうかを判断することが重要だよ。

コンテンツマーケティングの注意点

コンテンツマーケティングの注意点

コンテンツマーケティングには、成果が出るまでに時間がかかるという注意点があります。コンテンツを作って発信しても、それがすぐにお客さまの目に触れて拡散されることは難しいためです。

たとえば、自社サイトを立ち上げて記事をいくつか作成しても、記事の数が少なければユーザーは「情報量が多いほかのサイトのほうが有益だな」と思うでしょう。また、数回更新しただけで放置された状態だと「情報が古そう」「更新されていないサイトなんだ」と思われ、離脱されてしまいます。SEOの観点からも、コンテンツが少なかったりメンテナンスをしていなかったりするサイトは、不利になる可能性があります。

コンテンツマーケティングを成功させるには、長期にわたってコンテンツを作り続けることが大切です。成果が出るまでに時間がかかるのはもちろんのこと、コンテンツ制作のためのコストが継続的にかかるということを理解しておかなければいけません。

 
ビギニャー

たしかに、コンテンツがすぐに売上アップやファンの獲得につながるわけじゃないですよね……。この猫缶のサイトも、3年前に立ち上げられて最近ようやくバズったみたいです!


 
シニヤン

中長期的な戦略で根気強く取り組んでいかないといけないから、コンテンツマーケティングを続けることはけっこう大変かもしれないね。


 
ビギニャー

大変そうですけど、大きな成果につながる可能性があるなら興味あります!実際にコンテンツマーケティングを始めたいときは、どんなやり方で進めればいいんですか?

コンテンツマーケティングのやり方

コンテンツマーケティングのやり方

コンテンツマーケティングは、実はとっても簡単!以下の3ステップを踏むことで、初めての企業でも始められます。

ペルソナと目標の設定

「どのような情報」を「誰に届けたいのか」をしっかりと考えることで、発信すべき情報や最適な戦略が見えてきます。

ペルソナとは、自社の商品を買ってもらいたい具体的な人物像のことです。性別や年齢だけではなく、職業や趣味、家族構成、趣味など細かい要素まで想定し、実在しそうなリアルな人物像を作り上げることで、ニーズや課題が明確になります。

また、最終目標(KGI)と中間目標(KPI)の両方を設定しましょう。たとえば、KGIが「ECサイトの売上1.5倍」の場合、「自社ブログの月間PV数を2万に増やす」「週に3本コンテンツを発信する」などといったKPIが設定できます。最終的なゴールとそこに至るために必要な目標を細かく設定することで、今何をすべきかがはっきりします。

コンテンツの設計と作成

「何を・どの順番で伝えればいいのか」を明確にするためにも、ペルソナのニーズや行動、感情を整理できる「カスタマージャーニーマップ」を作成しておきましょう。ちなみに、コンテンツの内容や発信する媒体は1つとは限りません。集客段階ではSNSでお悩み解決情報を発信し、検討段階では自社ブログで商品紹介をしたりセミナーに誘導したりなど、いろいろな媒体や情報を組み合わせることが大切です。

しっかりとコンテンツが設計できたら、実際に制作しましょう。自社で制作することが難しい場合は、外部の企業に委託することもひとつの手です。依頼の際はペルソナや具体的なコンテンツの内容についてヒアリングされるので、しっかりと情報をまとめておくとスムーズでしょう。

発信と効果測定

コンテンツの発信後は、分析ツールやお客さまの反応を見ながらコンテンツごとの成果を測定しましょう。測定結果によっては、コンテンツの修正やSEO施策を実行する必要が出てきます。繰り返しPDCAサイクルを回して、常に施策を改善し続けることが大切です。

 
ビギニャー

コンテンツマーケティング、意外に簡単かも……!SNS投稿やブログ記事の作成とかなら、初心者でも始めやすいですね!


 
シニヤン

そうだね。最近はコンテンツの制作について相談できる企業が増えているから、前よりも挑戦しやすくなったと思うよ。


 
シニヤン

とはいえ、やみくもにコンテンツを作って発信するだけだと、あんまり成果は得られない可能性があるんだ。最後に、コンテンツマーケティングで成果を出すためのコツを紹介するね。

コンテンツマーケティングで成果を出すコツ

コンテンツマーケティングで成果を出すコツ

コンテンツマーケティングを成功させるために、以下の3つのコツを押さえておきましょう。

ツールを活用する

コンテンツマーケティングの際は、さまざまなツールの活用が欠かせません。Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどの分析ツールはもちろん、マーケティングを自動化できるMA(マーケティングオートメーション)ツールや、顧客の情報を管理できるCRMなども活用しましょう。

適切にキーワードを選定する

コンテンツマーケティングにおいて、キーワード選定は成果を左右する重要な要素です。検索数が多いキーワードはニーズが高いため、上位表示させられれば多くの集客が見込めます。しかし、ニーズに比例して競合も多くなる点に注意しましょう。

反対に検索数が少ないキーワードは競合が少ないですが、ニーズも少ないことが想定されます。あえて競合が少ないキーワードで上位表示を目指し、検索してくれるわずかなユーザーを確実にキャッチするという戦略も有効です。キーワードを選定するときは、しっかりとペルソナや戦略の目的を明確にしておくことが大切です。

コンテンツプロモーションを行う

コンテンツを作成・発信しても、ユーザーに見つけてもらえなければ意味がありません。見込み客や自社の顧客にコンテンツを見てもらうためには、検索エンジン以外の方法でコンテンツを見つけてもらうための施策(コンテンツプロモーション)を実施する必要があります。

コンテンツプロモーションは、以下のような方法で行うことが可能です。

コンテンツプロモーションの方法

  • SNSや広告の活用→見込み顧客に有効
  • メルマガやDMの活用→既存顧客に有効
  • インフルエンサーに紹介してもらう→ターゲット層に有効

ターゲットやコンテンツの目的に合わせて、自社に最適な方法を活用しましょう。

わたしたち株式会社ゴンドラでは、お客さまの課題に合わせたCRMソリューションを提供しています。データ分析から戦略立案、その先の制作・運用までサポートできますので、「なかなか初回購入から2回目の購入まで至らない・・・」「既存顧客が離れていってしまう・・・」既存顧客の育成にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!

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