2022年は「ファーストパーティデータ」がカギ!Cookie規制時代のマーケティングとは

2022年は「ファーストパーティデータ」がカギ!Cookie規制時代のマーケティングとは

ファーストパーティデータとは、企業が自社で収集した顧客情報のことです。Cookie規制や2022年4月に施行される「改正個人情報保護法」の影響で、個人データの収集・活用方法は大きく変化すること間違いなし!この記事では、これからのマーケティングで強化したい、ファーストパーティデータの活用事例や対応策についてご紹介します。

Cookie
「Cookie」とは、ユーザーがブラウザでWebサイトを訪問したときに、ユーザーの情報を一時的に保存する仕組みや保存した情報のことを指します。 Cookieで保.....

 
シニヤン

ビギニャー君、社内の顧客情報を会議で使いたいから、ファーストパーティデータを整理してもらってもいいかな?


 
ビギニャー

はい、わかりました!って、あれ?ファーストパーティデータってどんなデータでしたっけ…?

ファーストパーティデータとは?

ファーストパーティデータとは、企業が自社で集めた顧客に関するデータのことです。
たとえば、以下のようなデータがファーストパーティデータに該当します。

〈ファーストパーティデータの一例〉

・顧客アンケートで収集したデータ
・ECサイトに登録されている顧客情報
・MAツールやCRM、SFAで蓄積分析しているデータ
・Webサイト上のユーザー行動データ
・顧客の購入履歴 など


ファーストパーティデータには、以下の3つの特徴があります。
・データの出どころが明確で信頼性が高い
・コストをかけずに自社で収集できる
・プライバシーリスクが低くコンプライアンスを遵守できる

こういったデータは、マーケティングやビジネス戦略を練るときの基盤となるので、重要性が高い情報として認識されていました。
しかしこれからの時代は、今まで以上に重要性が増すと言われているんです!

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ビギニャー

ああ、そうでしたそうでした!顧客情報って、いくつか種類がありますよね?いつも区別できなくなってしまって困ります…!


 
シニヤン

そうだね。ほかにも「セカンドパーティデータ」と「サードパーティデータ」があるから、ちょっと紛らわしいよね。

「セカンドパーティデータ」「サードパーティデータ」との違い調査が重要な理由

顧客データには、ほかにも「セカンドパーティデータ」と「サードパーティデータ」という2つの種類があります。
マーケティングの際は、これらの3つのデータを使い分けることがとっても大切なので、それぞれのデータの違いについて学んでおきましょう!

・セカンドパーティデータとは
自社以外の企業、つまり他社が集めたファーストパーティデータのことです。
ファーストパーティデータと同様、Webサイト上の行動データやさまざまな方法で収集した顧客の属性データなどが含まれます。
他社が保有しているデータなので、自社で活用したいときはデータを購入してパートナー会社になる必要があります。

・サードパーティデータ
自社やパートナー会社とは関わりがない、第三者が集めた顧客データのことです。
既存の顧客層を超えて幅広いターゲットに訴求する戦略を実施したいときは、自社やパートナー会社だけでは網羅できないデータを補完してくれるサードパーティデータが役立ちます。
サードパーティデータを利用したいときは、リサーチ会社などが収集したデータを購入することになります。

 
シニヤン

自社だけが関係している情報は「ファースト」、自社とパートナー会社が関係している情報は「セカンド」、第三者の会社が関係している情報は「サード」と区別すると、覚えやすくなるよ。


 
ビギニャー

ふむふむ……、しっかりと覚えておきます!そういえば、ファーストパーティデータの重要性が高まっているって言ってましたよね?


 
シニヤン

そうなんだよ。いまプライバシーに関する規制や法整備が進んでいて、情報の収集方法や活用方法が変わりつつあるんだよ。

ファーストパーティデータの重要性が高まっている理由

今までは当たり前のように活用されていた顧客データですが、近年その活用方法が見直されています。
なかでも、ファーストパーティデータの注目度が一気に高まっていて、反対にサードパーティデータに依存しない仕組み作りが重要視されるようになってきているのです。
その理由として、個人情報の取扱いに関する規制が厳しくなっていることが挙げられます。

Web広告業界に影響を与えるCookie規制

Cookieとは、ユーザーがWebサイトを訪問したときの行動を一時的に保存する仕組みのことで、以下の2種類に分類できます。

・ファーストパーティCookie:アクセスしたサイトのドメインが発行し、サイト内の行動履歴だけを記録できる
・サードパーティCookie:アクセスしたサイトと異なるドメインが発行し、複数のサイトを横断して行動履歴を記録できる

Cookieで行動履歴を保存しておくと、スムーズな情報共有やログインの手間の低減、興味に合った広告を配信できるといったメリットがあります。
その一方で、個人情報漏洩のリスクがあるというデメリットも存在しています。

近年はプライバシー保護の観点から、サードパーティCookieを活用した行動の追跡や広告の配信が規制されつつあるため、他社からの情報に依存しないマーケティング戦略が求められているのです。

個人情報に関する法整備

サードパーティデータで収集される個人情報に関する法整備が進んでいることも、ファーストパーティデータが注目を集めるようになった一因です。
個人情報に関する法律としては、たとえば以下のようなものが挙げられます。

・改正個人情報保護法|日本(2022年4月施行)
・GDPR|EU圏(2018年施行)
・CCPA|アメリカカルフォルニア州(2020年施行)

どの法律もCookieなどで収集される個人データを個人情報として厳重に扱い、収集や第三者への提供に対して同意を得ることなどを定めている法律です。

世界で個人情報に関する法整備が進んでいることを受けて、現在ChromeやSafariなどさまざまなブラウザで、サードパーティおよびファーストパーティCookieの、トラッキング防止・サポート終了が実施・予定されています。
Cookieやプライバシーに関する規制はさらに進むことが予想されるので、自社で収集した顧客情報を活用する戦略が注目されているのです。

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ビギニャー

Cookie規制やプライバシー関連の法律については僕も聞いたことがあります!まだまだ先の話だと思っていましたが、日本でももう対策が必要なんですね……!


 
シニヤン

その対策の一環として、他社から情報提供を受けるのではなく、自社で集めた情報を活用するファーストパーティデータ戦略が注目されているんだよ。


 
ビギニャー

ファーストパーティデータって、ほかにどんなメリットがある情報なんですか?

ファーストパーティデータのメリット

ファーストパーティデータをマーケティングに活用することには、4つのメリットがあります。

①法改正に対応できる
アンケートや会員登録など、出どころや収集方法がはっきりしているファーストパーティデータは、プライバシー規制やCookie規制の影響を受けにくく、法改正に対応しやすいというメリットがあります。
コンプライアンス違反や情報を悪用されるリスクを低減できるので、お客さまの大切な個人情報を守れる点が最大のメリットでしょう。

②データの品質が高い
他社から買い取るのではなく、お客さまから直接情報を提供してもらえるファーストパーティデータは、情報品質が非常に高いです。
対して、サードパーティデータは情報の出どころが不明瞭になりやすいため、本当に正確な情報なのかが確認できないというデメリットがあります。

③費用がかからない
自社のシステムで収集・蓄積できるファーストパーティデータは、費用がかからないというメリットもあります。
お金を払って他社からデータを購入する必要がないので、コストを抑えつつマーケティング戦略を実施できます。

④成果に直結しやすい
自社の顧客や見込み顧客から直接提供を受けている情報は、自社の事業と関連性が非常に深いことが予想されます。
自社のサービスに強い関心を持っているユーザーの情報は、マーケティング戦略を考えるときはもちろん、商品開発などにも活用可能。
ニーズを正確に把握できるので、成果に直結させられる戦略の実施を目指せます。

 
シニヤン

ファーストパーティデータの情報は、自社に興味を持ってくれたお客さまから収集できるから、とにかく信頼性が高いんだよ!


 
ビギニャー

たしかに!自社とは関連性が薄い企業から購入する情報と比べると、品質が高そうです!でも、ファーストパーティデータってどうやって集めるのか、あまりイメージできないです……。

ファーストパーティデータの集め方

ファーストパーティデータを収集するための手法は、大きく分けると「オンライン」と「オフライン」に分類できます。

〈オンラインでファーストパーティデータを集める方法〉
・自社サイト上に計測タグを設置し、解析ツールで行動を記録する
・Webサイトに会員登録やアンケートフォームを設置し、入力してもらう
・メールやチャットボットへのお問い合わせ内容を記録する
・SNSでのユーザーの反応を分析する

〈オフラインでファーストパーティデータを集める方法〉
・セミナーやイベントでアンケートに答えてもらう
・ショップカードやアプリを活用してもらい、氏名や購入履歴を把握する
・店内の行動や接客の履歴を記録しておく

こういった方法で集めたお客さまの情報は、MAツールやCRM、SFAといったツールで管理すると業務を効率化できます。
また、分析や広告配信の最適化を行えるDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)を利用することで、より高レベルな施策の実施が目指せます。

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ビギニャー

なるほど~!本当にいろいろな方法で情報って集められるんですね!


 
シニヤン

せっかくだから、集めたファーストパーティデータの情報をどうやって活用すればいいかについても考えてみようか!


 
ビギニャー

わ~い!シニヤン先輩、ありがとうございます!

ファーストパーティデータの活用方法

ファーストパーティデータとして集めた情報は、以下のようなシーンで活用できます。

・マーケティング戦略を考えるとき
・Cookieを使わないターゲティングや広告配信をしたいとき
・お客さまの理解を深めたりニーズを把握したりしたいとき
・CRMを活用してお客さまと良好な関係性を維持したいとき

自社と関連性が高い顧客一人ひとりの属性やニーズを把握できるファーストパーティデータは、個人のニーズや感情に合ったアプローチをする「One to Oneマーケティング」で非常に役立ちます。
近年は、企業の一方的な売り込みに抵抗感を抱き、「コミュニケーションや体験を通して自分に合った商品を吟味したい」というお客さまのニーズが高まっているため、一人ひとりに最適なアプローチをすることはとても大切です。

今後は、パーソナライズ戦略の実施にファーストパーティデータを活用して、Cookie規制やプライバシー規制に影響されない企業戦略を立てることが大切です。
「何から始めればいいかわからない」「どのように情報を活用すべきかわからない」というときは、情報分析やマーケティングを得意とする専門家に相談してみるといいでしょう。

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