【初心者】CMSって簡単に言うと何!?導入のメリットや機能をわかりやすく説明

【初心者】CMSって簡単に言うと何!?導入のメリットや機能をわかりやすく説明

CMSとは、テキストや画像をアップロードするだけで、簡単にWebサイトを制作・更新できるシステムのこと!HTMLやCSSなどの専門知識が不要なので、コンテンツマーケティングを行いたい企業や専門の担当者がいない企業は必見です!今回は、「WordPressと何が違うの?」「具体的に何ができるの?」という初心者のために、CMSの機能や特徴をわかりやすく簡単に説明します!

 
シニヤン

ビギニャー君、昨日アップロードしたブログの画像を差し替えたいから、今送ったファイルを反映させておいてもらえないかな?


 
ビギニャー

会社のブログの更新ですか!?僕、ホームページ制作の知識なんてないですよ……!?


 
シニヤン

ああ、大丈夫。うちのサイトは、CMSを導入していて誰でも簡単に更新できるから、スマホ世代のビギニャー君なら簡単に差し替えられると思うよぉ。

CMSとは?

CMS(Contents Management System)とは、Webサイトのデザインやレイアウトの情報、テキストや画像などといった情報をまとめて保存・管理するシステムのことです。

一般的に、Webサイトを作るときは、HTMLやCSSなどといった専門的な言語でプログラミングする必要があります。
新しいサイトを作るときはもちろん、デザインやテキストなどを変更したいときも専門の言語で書き換える必要があるので、知識がない人にとっては非常に難しい作業が求められていました。

CMSを導入すればこういった作業が不要となり、管理画面で簡単にWebページが編集できるようになるのです。
専門知識がなくてもWebサイトを更新できるので、外注費の節約や業務の効率化を目指せます!

 
ビギニャー

ホントだ、ドラッグ&ドロップで画像をアップロードできました!プログラミングができなくても、サイトって運営できるんですね!


 
シニヤン

ね、簡単でしょ。今日からは、ビギニャー君にもブログ更新をお願いできそうだね。


 
ビギニャー

僕にもできるか、不安だなぁ……。先輩、CMSを導入しているサイトって、していないサイトとどんな違いがあるんですか?

CMS導入サイトとそれ以外のサイトの違いって?

CMS導入サイトとそれ以外のサイトの違いは、以下のとおりです。

〈CMSを導入していないサイト〉

ページ1つ1つを、HTMLやCSSといったプログラミング言語でデータを作成して管理しなければいけません。
1ページごとのデータが切り離されて保存・管理されているので、更新や編集の際も1ページずつプログラミングする必要があります。

CMSを導入しているサイト

必要な画像やテキストなどをCMSのデータベースで一元管理していて、必要に応じてWebページを自動的に生成してくれます。
そのため、1か所変更するだけでほかの付随するところも全て自動変更されるなど、とにかく管理の手間がかからない点が特徴的!
プログラミング言語の使用もページごとの編集も不要で、画像のアップロードやテキストの挿入、タグの設定などがほとんど直感操作でできるため、手軽に編集や更新ができます。

 
ビギニャー

なるほど……。CMSが導入されているサイトなら、少し練習すれば僕でも更新できそうです!


 
シニヤン

CMSはサイト作成をすっごくラクにしてくれるから、メリットがたくさんあるんだよ。もちろん、反対にデメリットもあるんだけどね。


 
ビギニャー

え、デメリットもあるんですか!?

CMSを導入するメリット・デメリット

CMSを導入するメリット・デメリットを、それぞれ詳しく見てみましょう!

メリット

専門知識がなくてもサイトを更新できる
CMSの最大の強みは、やっぱりサイトの更新が簡単になるところ!
専門知識がない従業員でもサイトを作成・更新できるので、情報をスピーディーに届けられるようになります。
インターネットとブラウザさえあれば、スマホからサクッと編集することも可能です。

作業を効率化・分業化できる
同じサイトでも、「商品ページはマーケティング部」「ブログは営業部」など、さまざまな部門の担当者が制作に携わるケースは多々あります。
CMSを導入しておけば、それぞれの部門が自分たちで作業できるようになるため、より手軽に魅力的なコンテンツを作成できます。
更新頻度や品質が高いコンテンツが多いサイトにはSEO効果も期待できるので、上位表示を目指している企業にとっては大きな利点でしょう。

マルチデバイスに対応できる
CMSは各デバイスに応じたテンプレートでページを自動表示するため、マルチデバイスに対応しています。
どのようなデバイスで閲覧してもページが崩れないので、見やすくて使いやすいサイトが作成できます。

デザインの統一やリニューアルが簡単
CMSにはデザインテンプレートがあるため、誰が編集してもデザインに統一性が生まれるという利点があります。
また、ナビゲーションやパンくずリストなども自動更新してくれるため、手間の増加やリンク切れを防止する効果も!
テンプレートを変えれば、内容はそのままに見た目だけリニューアルすることも可能です。

デメリット

機能や操作方法を身につける必要がある
新しいシステムを導入する以上、最初はどうしても機能や操作方法についての勉強が必要になります。
一度学べば簡単に使用できるケースがほとんどですが、いきなり使いこなせるわけではないことを理解しておきましょう。

セキュリティリスクに配慮が必要
インターネットとブラウザさえあれば使えるCMSは、手軽さの反面セキュリティリスクに注意が必要です。
近年は「オープンソース型」を狙ったサイバー攻撃が増えているため、セキュリティ対策はしっかりと行いましょう。

デザインが制限される
テンプレートを使ってページを表示させるため、デザインが制限されるというデメリットもあります。
そのため、完全にオリジナルのデザインを希望するときは、ほかの制作方法のほうが向いているかもしれません。

 
シニヤン

ところで、CMSって実はたくさんの種類があるんだよぉ。


 
ビギニャー

そうなんですか!?「WordPress」っていうのは仕事でなんとなく聞いたことがありますけど、ほかは全然わからないです……!


 
シニヤン

それじゃあ、CMSの種類とそれぞれの特徴についても学んでおこうか!

CMSの種類と特徴をご紹介

CMSは、大きく分けると3つの種類に分類できます。
自社に合ったCMSを導入するためにも、それぞれの特徴について見ていきましょう!

オープンソース型

【代表的な製品】
・WordPress
・Concrete5
・Joomla
・Drupal など

CMSのプログラム本体を構成するソースコード(プログラムの元ネタとなるテキストファイル)が無償で公開されている、ライセンス料が不要のCMSです。
とにかく安く導入できて簡単に使用できますが、商用利用を前提としていないため、大規模なサイトには向いていません。
また、公式サポートが存在していないので、不具合やセキュリティ面での脆弱性に懸念が残るというデメリットがあります。

商用パッケージ型

【代表的な製品】
・HeartCore
・NOREN
・Adobe Experience Manager など

ベンダー(販売会社)が開発・提供しているCMSで、自社のサーバーにインストールして利用します。
商用利用を想定して開発されているので、規模が大きいサイトにも対応できる点が強みです。
また、必要な機能がパッケージ化されていて使いやすく、ベンダーのサポートが受けられるという利点もあります。
ただし、購入時の初期費用や導入後のライセンス利用料など、コストが高くなりやすいというデメリットがあります。

フルスクラッチ型

【代表的な製品】
・Hubspot CMS
・RCMS
・Movable Type など

各企業のWebサイトに合わせて独自に開発できるのが、こちらの種類。
自社システムとの特殊な連携が必要な場合や複雑な機能が求められる場合は、このタイプでないと対応できない場合があります。
イチから開発するためカスタマイズ性は非常に高いですが、コストと時間がかかる点がネックとなります。

 
ビギニャー

へぇ……、こんなに種類があるんですね!これだけあると、どれを導入したらいいか迷ってしまいそうです。


 
シニヤン

導入する製品によって向いているサイトの種類は違うから、自社に合った選び方を知っておくのは大事かも。


 
シニヤン

せっかくだから、CMSを選ぶときのコツについても勉強しておこうか!

自社に合ったCMSの選び方

Webサイトをスムーズに運営できるかどうかは、CMSを正しく選べるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
ここでは、自社に合った製品の選び方について4つのポイントをご紹介します。

目的

各製品には、それぞれ得意とするサイトがあります。
たとえば、ブログのような発信を得意とする「ブログシステム系」や、コーポレートサイトの制作が得意な「ポータルサイト系」、ECサイトの制作が得意な「Eコマース系」などなど……。
「このCMSだとこのサイトは作れない」ということはほとんどありませんが、相性がいいシステムを選ぶと、更新やほかのツールとの連携などをスムーズにできます。

サイトの大きさ

種類の部分でも少し触れましたが、各製品では適しているサイトの規模が違うため注意が必要です。
数ページ程度の小さいサイトであれば「オープンソース型」、規模が大きいサイトや複雑な機能を持たせたいサイトは「商用パッケージ型」「フルスクラッチ型」が向いています。

機能

基本的な機能としては、「コンテンツの作成・編集機能」「ユーザー管理機能」「マーケティング機能」などが挙げられますが、それぞれの機能でできることや操作性はシステムによって少しずつ異なります。
また、ほかのツールと連携できるかどうかも製品ごとに異なるので、マーケティングツールとの互換性を求めるときはとくに気をつけてくださいね。

セキュリティ

自社の情報や顧客情報を取り扱うWebサイト運用の際は、セキュリティ対策が非常に重要!
オープンソース型はサイバー攻撃の対象になりやすく、バージョン更新やセキュリティ対策を自社で行う必要がある点に注意しましょう。
セキュリティ対策に不安がある場合は、ベンダーがサポートしてくれるパッケージ型の活用の活用がおすすめです。

 
ビギニャー

いろいろなことを踏まえて製品を選ばないといけないんですね……!勉強になりますっ!


 
ビギニャー

でも先輩、すべての会社にCMSが必要というわけではないんですよね?


 
シニヤン

さすがビギニャー君。CMSはメリットが豊富なシステムだけど、とくに向いている企業とあまり向いていない企業があるんだ。

CMSの導入が向いている企業

CMSはどのような企業・サイトにもメリットが多いシステムですが、とくに以下のような企業は積極的に導入を検討してみましょう。

  • 現在サイトの更新を外注していて、コストが気になる
  • 複数の部署や担当者がサイトの制作に携わっている
  • サイトの更新頻度が高い
  • サイトの規模が大きい
  • サイト内のナビゲーションやデザインに統一感がない
  • デジタルマーケティングに力を入れたい

反対に、そこまで規模が大きくなく更新の頻度が少ないサイトや、厳格なセキュリティが求められる企業、デザイン性が高いサイトにしたい企業は、CMSの導入はあまり向いていません。

「そもそも自社に必要かわからない」「どの製品が向いているかわからない」とお悩みの場合は、デジタルマーケティングやWeb制作の専門知識を持った企業に相談してみることをおすすめします。

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